僕の周りにネット活動者が多すぎる

創意工夫 

第1話 僕が配信者になる ※女装コスプレ

僕は小鳥ことりしょう

ネットで配信者をやっている……女装コスプレ系の……


登録者は3万人。

そう再生回数は約500万回……()



なぜ僕が女装コスプレをする羽目になったか教えよう。


 


 ♢♢♢♢♢




元凶は僕の義理の姉であり、トップ女優の小鳥ことりそら(芸名は大鳥空)

彼女は重度のおとこの娘好きで親が再婚してからは女装ばっかりさせられてきた。



一週間に一度、義姉に女装させられる僕は気づいていなかった。

全ての僕の動画が姉のパソコンに入っており、僕が中1のころから高校になるまでの変化の動画を作っていたとは…………



「義姉さん、これどういううこと?」


僕が見せたスマホの画面にはYouTubeが映っていた。

それも、僕の女装コスプレ動画…………



「あ〜…え〜っと〜……」


目が泳いでる。




「義姉さんだよね?これ上げたの。」




 ♢♢♢♢♢



「すいませんでしたー!!!」


「許す。けどなんでこんなことしたのさ…」


「あのね、概要欄見て…」


概要欄を見ると、TikTokのURLがある。


嫌な予感がするも、URLを押すと…



「余罪があるようだけど死刑でいい?」


「せめて罰金でお願いします。」


「了解、1万ちょうだい。慰謝料。」


「やっすっ…」


「10万で…」


「………」


下を向いて反省してるフリをする義姉さん。



URLを飛んだ先、何があったのか…


そこには毎週末にボクの女装コスプレ動画をアップしていた。


「ねぇ、あのさ、義姉さん?」


「ハイナンデショウカ?」


「プロフィールのこれは何かな???」




 〜〜〜


コトリちゃん♡


16♀

コスプレ動画を毎週末にアップしています♡

総再生回数1000万ありがとうございます♡


フォロー0 フォロワー56011



 〜〜〜




「マジで頭おかしいんじゃない?」


「よかった…」


「なにがよかったの?」


「いやね?実は女装コスプレで配信させようかと…あっ…」


「お前の企みはそれだけか?」


「スミマセンーーー」




配信者になるのはいい。

だが、女装コスプレ配信はヤバくないか?



「なに?義姉さんは僕のことを犯罪者にしたいの?」


「なんで犯罪になるの?」


「えっ?だって、これで女装コスプレ配信して有名になったら?男ってバレたら?どうなの?」


「あっ何も考えていなかった。」


「そういうことで、今回の話はナシでーー」




「でも収益化できるよ?」



その言葉が耳に入った瞬間、僕はやる気を見せた。



「配信者やるぞー!!!」


「おー!!!」




これでボクは配信者になった。


でも問題が一つある。

僕は中学生のころは完全なショタ体型でロリコスプレをさせられていたが、高校生になって一気に背が伸び、今ではもう175もある。




 ♢♢♢♢♢




「で?どうするつもり?」


「私は考えた!今やショウは完全な高身長!だからショウに胸パッドとブラをつけさせれば完全なーーー」


「アホか、そもそも義姉さんの趣味は『おとこの娘』だろ?」


「女装男子は嫌いじゃないぞよ」


「オタクかーー」


「この私にオタクなどいうでない!これでも一応トップ女優なんだぞ。」


「まぁいい、じゃあそれでいいだろう。」




 ♢♢♢♢♢




問題は解決した。

僕が配信者になると思ったのはお金の話。

僕はお小遣いもないし、お弁当とかも自分で作っているから今までのお年玉を削っていた。

これであわよくば貯金もできるほど稼げたら…グヘヘ







 

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