消えるアルバイト達
神城ガアラ弾蔵
消えるアルバイト達 プロローグ
警察署を出たスーツ姿の男性二人。一人はスラッとした高身長のメガネを掛けた若い男性。もう一人は白髪交じりの中年男性だが目付きが鋭く、メガネの男性よりも年齢が十五以上は上に見える。
メガネをかけている男性が言った。
「
それを受けた白髪が混じった強面の男性刑事。歩きながら答える。
「わからねぇけど、北区でとてつもない何かが起きてるのは間違いねぇな」
「えぇ。ですよね」
「まぁ、仏も出てきてねえし、サイコ野郎が何十人も
「えぇ、そうですね」
「ところで明石君。前に会った山根って言う探偵だが、あの探偵が言うのは……」
……。
……。
……。
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