俺の携帯がけたたましくなり、起こされた。

元カノからだった。

「シンジ！どうして昨日は家に来てくれなかったの！？クリスマスプレゼントくれるんじゃなかったの！？」

「いや、それがさ。

おまえ、浮気したろ...。渡そうと思ったけど

渡さずに帰った。それだけのこと」

「俺は怒ってるんだ。でも、もう新しい女ができた。おまえよりスタイル良くてかわいくて性格もよくて。だからお前とは終わりな？」

「...なっ！！」

ぷつんと、電話を切ってやった。

その直後。

シンヤが家に帰って来た。

俺と、妹のパジャマ姿を見るにつけ、

なにかを察知したらしかった。それから

自分の妹が俺に対してほっぺにキスしてきた

現場をモロに見た。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい