第2話

「あんまりだ...」


今日俺は。

バイトを死ぬ気でやって貯めたお小遣いで買ったクリスマスプレゼントを彼女に渡そうと思っていたのに。


よりによって幼馴染であり、親友でもある男、シンヤと浮気してる現場に遭遇するなんて。

彼女の住むマンション。

ドアの向こうから聞こえてくるあの声。

シンヤの声もはっきりと聞こえ、

俺は膝から崩れ落ちた。


最悪だ...。


あと、一時間後とかに

来てたら俺は非情な現実を突き付けられずに済んだろうか。

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