ヤンデレ彼女と付き合い……あれ、これ何回目?
んふふ、おはよっ♪
じゃ、行こっか♪
んふふーん、今日は初めてのデートだね
あれ、もしかして緊張してる?
んふふ、いいんだよ、緊張しなくても
君は私にコクられたんだから、嫌われるかも~とか、失敗したら嫌だなぁなんて考える必要なんかないよ
君は私の隣にいてくれることだけ考えてくれれば良いから
ほらほら、あそこのゲームセンター寄ろうよ、初めてのプリクラとかさ、ね
どんな格好する? ……ふぅん、なんだか君らしいね
え? あ、いや、なんとなく君っぽい格好だなって思ったからさ
君ならそういうポーズしそうだなぁって
私? 私はねー、こんな感じ?
君に近寄って~、ちゅって、ふふふふ
恥ずかしい? そーかなぁ、カップルならやっぱり憧れじゃない?
//囁き
こうやってさ、ほっぺに、ちゅってやるやつ
んふふふふ♪ はずい? んふふふふ、私もなんだか恥ずかしくなってきた
ほら、やりたくなくなる前に行こ? そしたらあとはどーとでもなるから
ほらほら、入って入って
えーっと、プリはねー、これをこうして……あ、お金? もうそんなの良いのに~、
じゃあ半分こってことで、んふふ
ほら、あっちに色々ポーズの指示とか出るから、可愛く撮ろ♪
はい、ポーズ♪
んふふ、次は手と手をぎゅってしてこうだって
はい、んふふ
えっと、あ、次はあれじゃん、大好き~ってやるやつ
//囁き
じゃ、こうやって、ちゅって感じで♪
んー……
んふふ、お疲れ~
じゃあ、あとは可愛くデコっちゃうね~
……え? 前にもこうしたことがある気がする?
……もしかして私の前に彼女がいたとか?
//低音
そんなはずないよね? 私が初めての彼女だって言ってたじゃん
//低音有声囁き
……もしかして、嘘、ついた?
//明るく
なーんて、冗談冗談♪
んふふ、君の気のせい……もしくは彼女とこーゆーことしたいなぁって言う妄想じゃない?
良かったじゃん、できて
え、前にも私とした気がする?
ウッソだー、そんなことないでしょ?
だって、私と付き合うのはこれが初めて……だもんね
え、そもそもなんで付き合ってるのか?
…………はぁ、またか……
もう一回やり直さなくちゃ……やっぱりいきなり彼女として出たら辻褄合わないよねぇ……
ん? なぁに?
あぁ、こっちの話だから気にしなくていーよ
どうせまた記憶消せば良いんだから
……知りたい?
まぁどーせ忘れるんだろうけど……君の絶望した顔も可愛くて好きだから教えてあげるね♡
私たち、もう何回も付き合ってるんだよ
これが初めてじゃない、これまで何回も何回も何回も何回も付き合っては記憶を消してるの……
なんでって、君が結局変なところで疑い始めて逃げ出すからだよ
お前なんか彼女じゃない~化け物~、ひっどいよねー、こんなに愛してるのに
君さえ受け入れてくれれば完璧な恋愛ができるのに受け入れないのが悪いんじゃん
……でしょ?
あ、ほら、プリ出てきた
このポーズも何百回目だろ……うちに一杯あるよ
どれも大体同じ格好なんだよね……そもそも同じこと繰り返しちゃうからいけないのかな?
そっか……じゃあやりたくなかったけど、次はもう少し記憶を付け足してからにしようかな
君は私のことを愛してて、私の家に自ら監禁されにきてる可愛い彼氏君……♡ その方が良さそうだね
あは♡ 意味わかんない?
私としては、何百回やっても好きになってくれない君の方が意味わかんない♡
あんまりやりたくなかったけど、これ以上は嫌だなぁ……飽きちゃったって言うのもあるし
だから、とりあえず寝ちゃおっか
次は私のベッドの上で目を覚ましてあげる
それで手も足も繋いで、それが普通だって、当たり前だって洗脳したら完璧だよねぇ♡
あは、逃げたい?
//低音有声囁き
逃がすわけないじゃん、ほら、寝ちゃえ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます