第3話 「解説の鍵」
「それじゃあ、早速感情について説明する」
ギフティアがくれた感情というスキルが一体どういうものか、ここでしっかり聞いとかないとこの先困りそうだしな
「この感情というアビリティはね、常時発動しているものなんだけど、君の場合は特殊でね、普通はアビリティとかにはならないんだよ。だから、これは君だけのアビリティになるよ。」そうして、ギフティアの感情についての説明が始まった。内容としては、俺は感情をあまり感じないことによって、その感情が発動した時に初めて真価を発揮するものらしい。例えば、感情(喜び)を発動した時、俺の場合、体力を回復する能力を得られるという。ただし、こういうものは体力の何パーセントを回復するものかなどは、基本的に決まっているはずなんだけど、感情はいつも、同じ大きではないから、その時感じた感情の多さによって変わるらしい。だが多分、元の正確に戻った俺が発動することは、ほぼ100%に近いだろう。そんな俺のために、ギフティアが与えてくれたもう1つの物、それがアブノーマルアビリティだ。
「それじゃあ、君に与えた、アブノーマルアビリティについての説明をしていくよ。」
「分かった。よろしく頼む」
ギフティアにしっかりと感謝を伝えられる状態の時に伝えておかなければと思い。俺は深々と頭を下げてお願いした。
「アブノーマルアビリティとは、この世界ならば、君を含んでたったの12人しか持っていない超超超凄いアビリティのことなんだ。そのどれもが、アビリティのレベルMAX状態の物とレベル1でも互角にやり合えるぐらいの強さを本来持っているから、使い方さえマスターすれば、それこそ魔王だって倒せちゃうものなんだよ。そして、私が君に与えたアブノーマルアビリティとは、「鍵使い」(キーマスター)だよ。」
「鍵...使い?」
「そう!鍵使い!!」
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