無表情の鍵使い

白悟那美 破捨多

第1話「スタートの鍵」

「ん、ここは何処だ」

目が覚めるとそこは緑が生い茂るとにかく広い草原の中だった。

この俺、無神むしん こころはさっきまで学校から帰っていたはずだったのに、気がつけば全く知らない場所で1人で倒れたいた。

「目が覚めたようですねー」

急にその声が聞こえた。聞こえた方向に目線を向けるとそこには1人の男がいた。

その男は、美しく長い黒髪、まるで海のように綺麗な青い目、女のような顔つき、まるで本当に女なのではないかと思った。

声がかなりのイケボだったので男だと言うのは確かだ。だが、そんなことはどうでもいい

「あんたはいったい誰だ」

「俺のことを知っているのか?」

とにかくまずは情報を聞かなくては話にならんし、どうしようもない。

「僕はねー、君をこの世界に転生させた世の中で言う、神さまって奴だよ」

意味が分からなかった。咄嗟に声がでた。

「はーー!?」

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