ロットアイデシェンダンジョン探索 ブラッドフォード隊
「ブラッドフォード!そっちに反転した!頼む!」
ダンジョン内の広い空間の薄暗い中で全身鎧と大楯という完全防御の男が叫ぶ。
その男は大楯を使って巨大なリザードマンの攻撃を弾いている最中だ。
リザードマンは人間のような体型をしているが顔がトカゲの魔物だ。防具を身に着けていない鱗に覆われた体をしている。その鱗は一般売りの鉄剣の攻撃を通さない程の硬度がある。
その防御力を過信しているのか防御無視の攻撃が特徴の魔物だ。
遭遇したリザードマン二体は槍のような武器を振り回している。しかし知性が低いのか敵味方構わず滅茶苦茶な攻撃だ。連携も取れていない。
大楯の男はリザードマンの攻撃を軽々といなしている。リザードマンの攻撃を防ぐのに徹している。大楯は二メートルを楽に超える身長の男をカバーする程大きい。男専用の防具だ。
彼は敵の攻撃を防ぐ事を専門としているガーディアンだ。遭遇時からこの二体のリザードマンを防ぎ隊のメンバーを攻撃から防いでいる。
大楯を片手で軽々と扱い、もう片方にはフレイルと呼ばれる武器を持っている。これらを駆使して後衛の仲間を守っているようだ。その動作は慣れたもので一部の隙もなく攻撃をガッチリ防いでいる。
壁のように分厚く大きい体を存分に使い、文字通り壁となって魔物の攻撃を防いでいる。
大楯の男に声を掛けられたブラッドフォードと呼ばれた男はその後方から少し離れた所にいた。
今はリザードマンと違う魔物と対峙している。大楯の男の防御をかいくぐってきた魔物だ。
この魔物は動きが素早く、リザードマン二体と含めると大楯の男も流石に防ぎきれなかったようだ。
それは大型犬程の体高があるオオトカゲであった。体長は二メートル程か。全身を岩で覆った体は容易な事では攻撃が通らない鎧となっている。大きく開かれた口からは揺らめく火炎がチラチラと見えている。
隙を見つけて数度炎を吐いている。何度かこの炎を浴びているブラッドフォードなのだが、ダメージを負っていないようである。
大楯の男と同様な全身鎧で防いでいるのだろうか。しかし大楯の男と違い鎧の装甲は少ない。動きを重視した防具のようだ。所々素肌がむき出しになっているが炎を浴びても火傷を負っていないようだ。炎に対する何らかの方法で防御できているらしい。
オオトカゲは自身の炎が有効でない事を理解したようだ。体に似合わない大きな目玉をギョロギョロして何かを探っているようにも見える。
ブラッドフォードは鬱陶しい表情でオオトカゲの大きな目の間に剣を突き込む。何度かオオトカゲの攻撃を躱している中で動きを見切ったようだ。一瞬の隙をついた攻撃だった。
バターにナイフを刺すようにあっさりと剣はオオトカゲの眉間を突き抜ける。声にならない叫びをあげオオトカゲは倒れる。
ブラッドフォードは剣をオオトカゲから抜いて自分の背後にいる仲間に視線を向ける。
「コンラッド。いい加減準備できたか?」
コンラッドと呼ばれた男性はローブ姿の軽装である。手には意匠がほどこされた杖を持っている。その杖で複雑な模様を空中に描いている。何かの術式を展開しているようだ。
「待たせた。使い慣れない術式を使ったため時間をかけてしまった。準備はできたのである」
コンラッドの表情はフードに隠れて見えない。杖を動かす所作は慌てず冷静に操作しているように見える。
それを確認したブラッドフォードは音量は多くないがよく通る声で指示を出す。
「アラン。少し下がれ。コンラッドがリザードマンに魔法攻撃する」
アランと呼ばれた大楯の男はブラッドフォードの指示を聞き大楯をリザードマン二体に叩きつける。リザードマンがバランスを崩して後ろに下がるのを確認した後に後ろに下がる。リザードマンとの距離を確保する。
同時にコンラッドの魔法が発動する。
『アイスランス』
コンラッドの杖周辺が発光する。そこから大きなつららが出現。
つららは瞬く間にリザードマンに向かう。バランスを崩していたリザードマンは避けられない。
つららはリザードマンに命中。
二体とも顔を貫かれる。魔法攻撃は自慢の鱗は役に立たないようだ。致命傷になった模様。リザードマンは声も無く倒れる。
アランはリザードマン二体の絶命を確認しつつ周囲を警戒する。見える範囲で襲ってくる魔物はいない。
魔物との遭遇戦はブラッドフォード達の勝利に終わった。
ブラッドフォードは声を出すのが億劫なのかハンドサインでコンラッドに指示を出す。それを確認したコンラッドは別の術式を展開する。探知の魔法を展開したようだ。
『デデクション』
杖の先が鈍く発光する。これは探知魔法が起動した状態を意味している。
暫く集中していたコンラッドは探知結果を報告する。
「半径二十メートル範囲で脅威となる魔物はいない。無害な魔物は多少いるが目的方向にはいない。暫くは安全である」
「承知。このまま探知を継続するのは難しいか?これ以上の奇襲は御免被りたい」
ブラッドフォードは血のりを払い剣を納める。その表情はわずらわしそうに少し歪んでいる。奇襲が連続したため手間を省きたいと考えコンラッドに聞いたようだ。
聞かれたコンラッドは不服そうに口元を歪めて返答する。実は探知の魔法はかなり精神力を削る。いっときであれば良いのだが常時は勘弁してほしいのだ。何より自分だけが消耗するのが不満のようだ。
「戦闘で魔法援護が不要であれば継続する。常時これを使うと我は何もできぬが良いか?」
容赦ない返答に言葉に詰まるブラッドフォード。
二メートルに近い長身で兜を目深に被っているためその表情は伺いづらい。元々表情が変わらないため仲間の一部はアイスピラーと呼ぶ時もある。
感情が分からないのがブラッドフォードの特徴だ。指示をするのを手間と考える時が多々ある。今はダンジョン探索中のためある程度は判断、指示をしている。
足りない所は隊のメンバーが補うような方向で一応まとまっている隊である。
既に今回の探索目的が策定済みだ。その目的に沿って行動しないといけないのだ。
「わたしが魔物避けの結界を保持しながら進みます?魔物と遭遇しなければわたしの治癒魔法は不要ですよね?効果範囲はコンラッドさんより結構広いから大丈夫だと思いますから」
コンラッドの隣で控えていた小柄な女性が提案してくる。
この女性も魔法使いなのだろうか。真っ白なローブを羽織っている。コンラッド同様フードを被っているため表情は伺えない。ダンジョンの薄暗さでも際立つプラチナブロンドの髪がひと房零れているのが女性の特徴を示している。
手には武器のようなものを所持していない。首に下げている大きな宝石のようなものがはめ込まれたペンダントを握っている。
「そうだな。俺はそれでいいと思う。今回はちょっと魔物と遭遇し過ぎだ。何しろこのダンジョンはまだ探索されたばかりだ。不要な戦闘を避けられるなら避けたい」
大楯の具合を確かめるように振りながらアランがその提案を受け入れる。ブラッドフォードがコンラッドに目を向けるとコンラッドは無言で頷く。異議はなさそうである。
「我の脳内マップではここからは枝分かれの通路が多くなる。魔物が多い以上遭遇をさけるべきだろう。何より我の魔力を残しておきたい。デイジー、魔よけの結界を頼むのである」
デイジーと呼ばれた女性は既にペンダントを手に詠唱を始めている。その詠唱は歌を歌っているようでもある。術式が一般の魔法使いと異なるものだ。信仰する神へ向け祈りである。彼女はプリーステスである。
やがてディジーの周囲が淡く光る。両手は大きな球体を持っている。それは眩く光っている。デイジーはその球体を周囲にまき散らすように手放す。
デイジーを中心としてほのかに明るく暖かな何かが広がっていく。
魔物避けの結界を張ったのだ。この結界に魔物が近づくと魔物は嫌な気持ちになり避けるように仕向ける結界だ。
超攻撃的な魔物、感情を持たない魔物は避けずに侵入してくる。結界内に侵入があった場合はそれを探知できる。魔物、人の識別もできるらしい。
結界の有効範囲は半径百メートルから九十メートル。コンラッドの探知より遥かに広い。しかもデイジーを中心に展開するため、歩けば結界もついていく。
また、一度発動するとデイジーの祈りの深さだけ継続する便利な結界なのだ。
但し、祈りに相当な集中と魔力を消費するので以降の行動では治癒も満足にできなくなる。
本来であれば治療魔法が使えるデイジーの魔力が少なくなるのを避ける。これは常識だ。
しかしコンラッドが自身の魔力を消費してまで探索魔法を使うのを渋ったためデイジーが名乗り上げたのである。
それをコンラッドが承知しているのかは表情が読めないため不明だ。隊として行動するなら治癒魔法使いの魔力は残すべきなのだ。
尤も現場指揮者のブラッドフォードも感情を表に出ない。デイジーの魔力を温存しなかったのを結果承諾したようなものだ。
しかし一定の理解はあったようだ。その発言は十分彼女の申し出に配慮したものであった。
「デイジー、すまん。この件については俺からケイジに説明しておく。万が一負傷して時に治癒が満足にできなくなる可能性についてだ。とにかく結界については助かった。ありがとう」
「何やら我の責任にしようとしているようだが。そもそもバーナビーを連れてこないのがいかんのだ。彼奴(あやつ)の斥候能力があれば我らの魔力を使う必要は無いのだからな」
表情は分からないが感情をあらわにした声質でコンラッドが抗議する。メンバー編成が明らかに足りていない事を指摘しているのだ。どうやら不満を抱えたままダンジョンに潜っているようだ。
抗議を聞き逃せないブラッドフォードは兜の隙間から鋭い目をコンラッドに向ける。
「隊の構成はケイジの指示だ。お前も一緒に聞いたよな?文句があるならその時に言え」
「俺もリーダーに同意だ。そもそもバーナビー殿は別の隊のリーダーだ。一緒に行動できるはずがない。コンラッドの旦那は集団行動を乱す癖がある。他に人はいないんだから協力し合おうぜ。デイジー嬢は俺らの命綱だ。魔力切れなんて以ての外だからな」
戦闘後で興奮が残っているのか無口なアランがいつになく饒舌だ。大楯の具合を確かめた後に背中に背負いながらブラッドフォードの発言に乗っていく。
魔法使いであるコンラッドは二人の戦士の視線に怯まず睨み返す。その睨み合いの間であたふたしているデイジー。ここまで来て喧嘩に発展したら最悪だからだ。
どうしてこうなっちゃったんだと思っている所に背後の通路からゆっくりと人が出てくる。
デイジーは結界内であれは仲間の位置も把握できる。それ故、接近してきた人物にホッとしたような視線を向ける。その人物は飄々として雰囲気で入ってきた。
「何やってんすか?聖女様の結界があるからってマスタークラス同士で喧嘩しちゃ不味いっすよ。僕にそんな報告書書かせないで欲しいんすけど」
フィールドワークする程度の軽装で男が入ってくる。ダンジョンという異常な空間にいるにも関わらず穏やかに微笑んている。
手には柄の長い包丁のようなモノを持っている。それは魔物と戦うための武器には見えない。実際に戦闘員では無い彼には戦うための武器は不要だからだ。
話題の転換をすべきとデイジーは入ってきた男性を労う。
「コーディ。作業は終わったの?無事採集できた?」
「はい、それは勿論。計画通りの採集をしないと採算が取れませんからね。魔物を叩けば終わりという短絡な事を考えてはいけません。それも聖女様のご加護があればの事ですから」
コーディと呼ばれた男はデイジーに向かって大げさな所作で恭しく挨拶をする。
普段なら気障ったらしい動作だが険悪な雰囲気を緩ませるには丁度良かったようだ。そして、何より睨み合っている場合ではないと匂わせているのだ。必然コーディに注目が集まる。
デイジーは内心の安心を出さないように努めて冷静に対応する。
「先ほど倒した魔物は結構な大物だったわよね?あれは予定外だったけどそちらも素材は回収できたのかしら?」
「我がチームでかかれば造作もありません。元々チーフよりも素材は多くなるから覚悟しておけと言われておりますから。もうしばらくすれば他のメンバーも追いつきますから。時に目の前の魔物も素材回収しておきますか?時間を掛けても利益はさほど出ないかもしれませんが」
「そうなのね。でも、魔石だけでも確保しておきたいわ。それだけなら時間はかからないかしら?」
「魔石のみでしたら数分頂ければ。おっと、メンバーも追いついてきました。暫くお待ち頂けますか?」
「お願いね。皆、宜しいかしら?」
デイジーはブラッドフォード、コンラッド、アランを見回す。三人は黙ったままそれぞれ承知の仕草を示す。どうやら諍いは終了したようだ。
そのような諍いを知らなかったようにコーディは動き出す。倒されたリザードマン二体とオオトカゲの魔石を回収すべく追いついてきたメンバーに指示しながら解体を始める。
慣れた手つきで彼らは解体を始める。
コーディ率いるチームはサッパーと呼ばれる工作隊だ。
ダンジョン内のルート工作。ダンジョン内での武器の修繕。キャンプ地の設営等。後方での支援を主な作業としている。その作業には倒した魔物の素材回収も含まれている。
いくら優秀な戦士がいてもサッパーチームが平凡以下であればその探索は危険しか無い。ダンジョン探索時には絶対に必要なチームなのだ。
戦士や魔法使い等前線で戦うチームは素材回収という繊細な作業ができない者が多い。むしろ素材の事を考えずに魔物を倒す。結果、後方で待機しているサッパーチームの恨みを買う事が多い。
ダンジョン探索は無料や奉仕の行動では無い。危険な探索の結果、高額な素材を持ち還るのが主目的だ。
探索は損失を最低限に抑え、損失を超える利益を持ち還る事が目的なのである。
しかしながら自身の鍛錬のためにダンジョン探索をする者は一定数いる。その者達ですら利益が発生しないと鍛錬は続けられない。
素材の持ち還りは必須なのであった。
「聖女様、そういえば結界を張られましたよね?暫くは魔物との遭遇は無いと考えていいのですか?」
「ええ、目的の埋設場所に行くまでは全く問題ないでしょう。目標重量の魔鋼採掘がどの程度時間がかかるかですけど。多分ダンジョン出るまでは保つと思います。荷車(カート)の積載量を気にしていますか?」
「はい。ご指摘通り、積載量を気にしています。実はサプライ部門の鍛冶屋から刀の素材が欲しいと言われてまして。今回の目的量を採取できたら余剰に採取しておきたいのです。ご存じでした?」
「聞きました。最近剣の扱いが酷い人がいるとか。過剰な性能を要求する人物がいるとか。お爺さんからも苦情を聞きました」
「ははは、モーガン爺さんまで泣きついてましたか。僕が頼まれるくらいですからね。誰とは言いませんが、そりゃもう修繕ができないくらいボロボロにしてくれるのですよ」
解体作業がひと段落したコーディは苦々しい表情で愚痴る。デイジーは各所からの愚痴を聞いているので苦笑をするしか無かった。
その会話を誤解したのかアランが抗議をする。
「なんか聞き捨てならん。おい、コーディ。それは俺への当てつけか?」
二メートルを超え、熊のように横幅が広いアランが迫ってくるとコーディは子供サイズになってしまう。
その大熊が覆いかぶさるように威圧してくるから相当なプレッシャーだ。一般人であれば気絶したり、泣いてしまう迫力だ。
その迫力に慣れているコーディはニヤリと顔を歪め平然と言い返す。
「嫌だな~。誰もアランさん達って言ってないじゃないっすか~。折角ぼかしておいたのに。ストレートに言わないと納得しないって顔っすね」
「その言い方が気に入らん。俺が何も知らん阿呆だと思っているのか?」
更に威圧を増すアラン。だがコーディは動じない。どう言おうかと思案している時にブラッドフォードが入ってくる。
「アラン猛るな。コーディが言っているのはリッキー隊だ。モーガン爺の苦情は俺も聞いている。ケイジも指導しているようだが一向に改善されないようだ」
「ああ、あの天狗か。力も無いのに自分がクランの看板だと吹いているヤツか。そうなのか?」
「直接は俺も知らん。ケイジの様子から相当苦労しているようだ。ヤツもそうだが隊員も相当高慢らしい。ケイジの指示でフィリップチームがヤツの探索に同行している。素直に行動してくれるのを願うだけだ」
「それでか。コーディが何故こっちに来ているのか不思議だった。他の隊と調整つけたという事か」
「まさしくその通りっす。フィリップ先輩のチームには及びませんが精一杯頑張ります。一応フィリップ先輩達の次に優秀なチームだと自負しているっす」
「口の減らない・・・。そうか、天狗のお守りに指名されたのか。それにしても何故チーフは奴を隊のリーダーにしているんだ?探索達成率は格段に低いのは俺でも知っている」
「そうだな。何か考えがあるんだろう。だが俺達は指示された事を遂行するのみだ」
他の隊の話題に終止符を打ったブラッドフォード。その思考はリッキー隊が指示された探索内容を思い出していた。
リッキー隊は最後にクランに加入してきた新しい隊だ。リーダーのリッキーはとびぬけた腕力を自慢に手当たり次第に魔物を討伐する戦士だ。
彼らの隊はリーダー同様に攻撃特化の隊だ。故に武器や防具の破損率も飛びぬけて高い。結果、修繕をするチームや鍛冶屋からの評判は著しく悪い。
今回の探索でも一緒に行動しているサッパーチームに愛想を尽かされたのだ。あろうことか一方的にクランから離脱したのである。
ダンジョン探索にはサッパーチームは必要不可欠だ。故に今回のリッキー隊にはブラッドフォードが組んでいるサッパーチームが回されたのだ。
コーディのチームは今回は待機となっている隊から今回だけと借り受け同行して貰っているのだ。
リッキー隊と同行する事になったフィリップの沈んだ表情をブラッドフォードは覚えている。急遽組まされたから相当苦労する事になるだろう。
ブラッドフォードは戦友とも呼べるフィリップチームの無事を願わざるを得なかった。
(これ以上の失敗は勘弁して欲しいものだ。そろそろケイジの我慢も限界だろうからな)
静かに溜息をつくブラッドフォード。
しかしデイジーやコーディには気取られたようである。二人もまたそれぞれの思いでフィリップを心配しているのであった。
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