第4話
「ヤマト・・・もうお喋りできないの?」
ヤマトの前で泣きたくなかったのに涙が溢れて止まらなかった・・・。
「ゆみちゃん泣かないで・・・僕もゆみちゃんとお喋りしたいよ」
私はヤマトを見るのも辛くなり、クリアケースに入れて机の中にそっとしまった。
高校を卒業したあと私は絵本作家になるという夢を叶えるために東京へいくことに・・・。
東京での新しい生活がはじまった。
絵の専門学校にバイトと忙しく日々は過ぎていった。
21歳の頃に私の書いた絵本をボランティアで図書館で子供たちに読んでいると出版社の人に声をかけられ絵本作家デビューすることに・・・私の夢は叶ったのだった。
23歳になり図書館に務めている男性、
私の描いた絵本を子供たちに読んでくれませんか?と声をかけてくれた男性でもあった。
私が絵本作家デビューできたのは蒼介さんのおかげと言ってもいいくらい。
そしてその年の冬に私は蒼介さんにプロポーズされ私達は結婚することに・・・。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます