交際相手との話
こんな自分ではあるが、なんやかんやで自分にも交際相手がいる。相手は男性なので彼氏としておく。高校の同級生であり、卒業後暫くしてから縁あってそういう関係になった人物だ。
しかし、友達の延長だったような感覚が数年続いたため、ずっと自分は「これは付き合ってると言えるのか?」とずっと悶々としてた時期があった。それは相手も思っていたようで、ここ最近はちょっと付き合ってるっぽいことしてみようぜ! ということになったのだが、ここでまた問題が起きた。
自分が、そういった恋人らしい行動の殆どに抵抗があったのである。
良くて手を繋ぐまでで、ハグもなんだか落ち着かないし、キスとかその先とかはもう想像するだけでも嫌である。これは、もちろん相手のことが嫌いなのではなく、その行為そのものが嫌なのである。それに交際関係になって数年してから気づいたのだ。
こう書くと『何年も経ってから言うのって酷いのでは?』となりそうだが、お互い友人感覚で付き合っていたこともあり、そういう話が話題に出なかったのだ。
お互い話してても好きなゲームやアニメ、漫画の話ばかりで、恋愛的な話とか、こういうことをしたいとか、まっっったくなかった。それ故に、自分も友達に『それ付き合ってるって言えるの?』と言われ、相手も同じようなことを言われていた。そんな感じだったから、勿論自分でも疑問に思いつつもこれはこれでいいかぁと思っていたのだ。
そんな中今年に入ってから相手も今の関係に疑問を抱いたらしく、ちょっとそれらしい事をしようぜ! となった結果、実は相手にわりと『我慢』させていたことを知り、内心ちょっとゾッとした。
いや、だって、相手は高校の時性的な方面のことはあんまり分からない、興味無いと言っていたじゃないか、とか、自分のどこにそういう魅力があるのか、とか、え、自分はそれに答えてやらないといけないのか? うわ無理、とか色々考えた。でもそれをそのまま口にするのは良くないのでだいぶ言い方を考えて『自分はあんまりそういうことをしたい願望がない』という話をしたわけである。
相手はちょっと残念そうではあったが、無理矢理するのは嫌だからそこは安心して、という話だった。
世の中のアレな男性の話を思えば優しい気はするが、とはいえ、これもこれでなんだかなぁと思うわけである。もやもやしてばかりだな。
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