12/3 高橋↔リオ↔吉岡

『吉岡は今どうしてる?』


「僕の知るところでは普通に登校している」


『そうか、協力感謝する』


「なぁ高橋、男子寮から逃げ出して2週間経つがどこにいるんだ?」


『それは言えない。いくらお前が信頼できる同志とはいえ、吉岡に場所が漏れる可能性がある』


「つまり、お前以外誰も知らないわけだな」


『そういうことだ』


「何にも記してないと」


『まどろっこしいな、俺の居場所は誰であろうと知ることはできない』


「了解した。幸運を祈っとるぜ、兄弟」




「吉岡、行き先が判明した」


『ありがとう、兄弟。して高橋はどこに?』


「とりあえず──不在堂書店で高橋の居場所を記した本を探してこい」


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