第224話 僕の娘は大きな耳! (2)

 家のお袋の呟いた話しを聞き、家の親父……。



 漫画やアニメに対して余り興味がない、詳しくはない、家の親父が、家のお袋へと、自身の首を傾げながら尋ねれば。


「昔。俺がガキの頃に、テレビで放映していた子供向けのアニメのことだよ」と。


 俺が親父へと説明をすれ。


「そう、そう、そうなんよ」と。


 家のお袋も頷きながら、家の親父へと言葉を返す。


「よぅ、一君覚えておったね。魔法使いサ〇ーちゃんの事を……。うち自身は、お母さんや一君が言う迄すっかり忘れていたのに。一君はお母さんの話しを聞き、直ぐに思い出したから本当に凄いね」と。


 美紀の奴が頷き、感心しながら呟いてきたので。


「う、うん。まあ、なぁ」と。


 僕は、頼むから美紀、こんな事で感心をするなよなと。


 頼むから美紀、話し、会話。


 そう、僕達の娘洋子ちゃんの事で、重要、重大な話しをしている最中なのに、話しを折るような事をするなと思っていると。


「……美紀さん! お父様、お母様。洋子ちゃんが使える。使用できる魔法は今後もっと増えると思うの。だから私が洋子ちゃんを管理。見ていないと本当に大変な事になるから。洋子ちゃんの事は、今後私に任せてもらってもいいですかね?」と。


 エルが僕の両親と、洋子ちゃんの母親である美紀へと告げれば。


 僕の親父とお袋は、直ぐに美紀へと視線を変え。


「「…………」」




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