第15話 ダークエルフとエルフのシャーマン(2)

 でッ、刹那! 断末魔! 物々しい。殺伐とした絶叫、声が鳴り終わりではないか?



「ううう……」と。


 唸り声が多々漏れ聞こえる中で、今度は?



 〈ドドド〉


 〈ダダダ〉と。


 荒く、激しく、勢いある足音が多々聞こえてくる。


「行けぇえええ~!」


「進めぇえええ~!」と。


 女性の声……。




 それも? 大変に若い女性。思春期頃の世代の少女の甲高い声での声音での物言い。下知と言う奴が聞こえてくる。


 そして聞こえ終えれば──。


「うわぁあああ~」


「やぁあああ~」


「とぉおおお~」と。


 老若男女問わず、大変に威勢、勢いある声が多々と一緒に沢山の足音が聞こえてくる。


 でッ、その後は?



 当たり前の如く『ドン!』だ。『ドン!』、『ガン!』、『ガシャン!』と、『ガンガン』と、大変に鈍い音──。


 そう? 石や骨? 銅? 中には鋼の武器……。最強の強度と強さを誇る武器を所持する者もいるのだろうか?



 まあ、とにかく? この広大な荒野、というか? 草原の中から鈍く、物々しい音と、荒々しい怒号! 怒声! 罵声からくる荒く、物々しい台詞や歓喜──。刹那に生じて起きる悲痛な声音での許し、嘆願、命乞い。絶叫! 断末魔! が至る所から響き聞こえてくるから注目──。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る