第13話 僕の嫁はオークの酋長!(6)
だから彼は、事細かいようだが。此の国の首都であるこの小さな町のことが気になるから更に己の口を開くのだ。
「僕はね、君やこの町に住む人達を他国の侵略から守る義務と責任があるから。この町の防御を今後どうすればいいのかが気になって仕方がない。仕方がないよ。アイカさん」と。
若きオークの女王、姫巫女……。
それも? オーク種族の中でも大変に珍しく貴重の上に、大変に美しい容姿を持つ一族の長……。酋長である。紅蓮の髪色と紅玉の瞳……。妖艶、官能的、麗しい容姿を持つ女王アイカへと、『僕は君のことを、心から愛してしまったようだから。心配で仕方がないのだ』と。健太は簡易的に説明、告げる。
それも彼は相変わらず、物思いに耽った表情ではあるのが。
それは? 自分のことを……。
そう、女王アイカのことを、王が永遠に守護する為の策を練っているのだと、彼女自身もわかるのと、知っていることだから。
女王アイカは、己の主の好きなようにさせることに決めて。
「そうか~? 健太~? あなたが私の王であり、主なのだから。自分自身の想いのまま、好きにすればいい~。私はあなたの背を押し、支えていくだけだから~」と。
健太へと説明だけして終えれば。また女王アイカは優艶に夫へと甘え、貪り、堪能し始める。
「あっ、あああ~」と、熱く優艶な吐息を漏らしながら。男王と仲良く重なり。夫婦の営みを始めるのだった。
◇◇◇◇◇
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます