第10話 僕の嫁はオークの酋長!(3)
ここは何処なのか? と、少年が思うよりも?
「(ここのお城は、同じ木造造りだとしても、天守閣があるようなお城ではなく。神殿造りのように見える)」と。
少年は思う。まあ、何処のお城と見比べているなかわからないけれど。彼は思うのだが。
やはり、己が男王となる此の国のことが気になるのか?
「アイカさん?」と。
女王アイカへと声をかける。
「ん? 何だ? 健太?」
自身が男王こと、少年へと、夢中で甘え堪能している最中に声をかけられ、中断……。
だから女王アイカは怪訝な表情──。不快感をあらわにした様子と。重たい声色で、健太へと言葉を返すのだ。
でも、女王アイカの男王。王子さまは、妻の怪訝な表情を見ても、気にした素振りもなく。
「アイカさん、この町は? 堀や高い塀に囲まれた仕様の、城塞都市なの? それとも? 町の周りには堀や、高い塀も何もない……。そう、防御機能が全く備わっていない。只人が住むだけの町なのかな?」と。
健太は何故か? こんなことを女王アイカへと訊ねる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます