もーふ!

金の工面ができたので

毛布を買った

手触りの良い、とてもいい毛布


好きな本とスマフォ

テレビと音楽

雑誌にDAKARA


その日は、いっとう冷えた訳でもない

普通の冬の日であって、凍えるような日でもなかった

只一人、只の寒がりであり、あったかいなら何でもいい

そういった思考の持ち主で、新しく買った毛布は輝く宝布みたいなものだった

上半身は暖房にさらされ

下半身は毛布に包まれた人間は「眠い」と思いながら

アマプラで映画を観ていた

なら、寝ればいい

でも、この毛布の手触りと暖かさを起きている時間に味わいたかった

映画を観る+暖かい+快適

贅沢な一時であると、人間は思っている

やることがあるはずなのに、人間は映画を観ている

そして、これを書いている

寝る時間の前、だからだ。

最高を伝えたいが、画面の前に人たちは、どんな気持ちで、どんな目的でいるんだろう

もしかしたら、一緒に映画を観ているかも知れないし

ゲームやアニメを観ているかもしれないし

想像するだけ簡単で、考えないだけで堕落だ

しかし、だらけていると、

よくないことが起こる。それは「こぼす」

水をこぼす、おかしをこぼす、ごはんをこぼす

考えただけで頭を抱えてしまう

でも、これがないと「快適」じゃない

毛布! 毛布! もーふ!

こぼさないように気をつけるよ

乾燥にも気をつけるよ

だから「もーふ」、こんな人間のそばにいてくれ

大切にするから(できるだけ)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る