事案報告書 意思プログラム流出
令和[データ破損箇所]
1. 概要
[データ破損箇所]日、施設gamma_09にて意思電子化計画の一環として作成された精神生命体「delta_5」が外部ネットワークに流出した。以下は事案に関する詳細である。
2. 経緯
[データ破損箇所]分、隔離コンピュータ室にてスタンドアローンなコンピューターでdelta_5を起動する定期実験を行った。実験者は[データ破損箇所]研究員だった。実験は通常通り進んだが、[データ破損箇所]分、突如画面から少女が消失。その後[データ破損箇所]研究員の携帯品を確認したところ、[データ破損箇所]社のモバイルデータ通信回線に接続されたスマートフォンを身に着けていることが判明した。その後[データ破損箇所]研究員は全くの不注意であったと述べた。この発言の信憑性はomega_03"高性能嘘発見器"により十分に高いと結論づけられている。
3. 損害
・精神生命体プログラム「delta_5」本体
・それに付随する当研究所独自の諸技術の漏洩
4. 処分
・実験担当 [データ破損箇所]研究員:施設gamma_05清掃員へ降格
・事前携帯品確認担当 [データ破損箇所]研究員:[データ破損箇所]
5. 再発防止策
同様の事故を防ぐため、新施設gamma_10を設置し、より厳重な携帯品取り締まりのもと実験を行う。
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