能ある鷹の爪の鉄「俺はもうチャンピオンじゃない」
2Bテータ
プロローグ
01 英知学園入学
松本 鉄は慣れない道を少し緊張気味に
自転車で走る。
彼が目指している目的地は英知学園。
これから入学する学校である。
「よっ!!」
そんな鉄の横に並んで挨拶をするのは
小学校からの腐れ縁である山崎 工兵。
「よう、工兵。 今日も元気そうだな」
「あったりめぇよ!!
今日は入学式という一大イベントだからな!」
工兵はそう叫ぶとガッツポーズをとった。
「……工兵はいつも元気だな」
鉄はそんな工兵を呆れながら眺めていた。
そんな他愛もない話をしながら
英知学園に向かっていると、
「そういえば、可愛い子……いるかな」
突然、工兵はそう呟きニヤニヤし始めた。
「……さあな、どっちでもいいだろ」
「なっ!? お前っ!!
可愛い子が居たら俺の学園生活がバラ色n……」
「大丈夫だ、たとえ居たとしても
バラ色にはならないからな」
「ど、どうことだよっ!!」
鉄の返答にそう突っ込む工兵。
(俺は目立たず、平穏に過ごしたいな……)
鉄はそんな願いを密かに抱きながら
学校へ向かうのだった。
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