第7話 通信制高校

 私は悔しかった。なんで、私がこんな目に合わなければいけないのか恨む人もいないのにとにかく恨んだ。

 認められなくて無理をして学校へ行くことを再開し、夜中まで勉強することもあった。でも、周りの目や声は今までよりももっと私を攻撃してきて、手の震えや吐き気が止まらなくなってしまった。

 そして、結局学校へはまた行けなくなった。


 冬休みが終わる頃には私は学校へもう二度と行けないと強く感じてしまった。


「私の人生は終わった」


 そう諦めた。正直死にたかった。


 でも、そんな時に中学時代のカウンセラーの先生がふとメールをくれて状況を話すことができた。私が今の状況をありのまま伝えると、カウンセラーの先生は言った。


「通信制高校ならいいんじゃない?とりあえず、卒業はしやすいよ」


 私はそこで通信制高校について母に伝えた。


 しかし、良い高校出の良い大学卒業の母には通信制高校という文字は良く思えず強く反対された。

 そこがどういうところかも知らずに、「留年しても今の学校を卒業するしかない」と強く言われて心が折れそうだった。


 だから、卒業は出来ないって。卒業はできないから、苦しいから言っているのに!


 私はそう思い悲しくなった。


 しかし、そんな状況を聞いたカウンセラーの先生が母にちゃんと通信制高校が今の希望なのだと伝えてくれた。すると母は納得して通信制高校探しを手伝ってくれるようになった。

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