37 おのれ、ファルスの革命者ども、儂がこんな事で終わると思ったか。

 

 儂がこんな処で終わると思ったか。


 死ぬ間際、腕の細胞を引きちぎって、亜空間に投げた。


 あの画レ虚とかいう、意味の分からない具現化とかいうチート級の能力を前に魔鏡を使えず、もう終了したかと思ったが、此の本の一ピコにも満たない小さな細胞が、小さな空間から空間移動しているとは、流石に気が付けなかったようだ。


 あのドロクロワとかいう、魔獣はヤバイ、彼奴が待っている間は、殆ど能力が無力化に近い状態にされてしまうのである。


 細胞が元の大きさに戻り、魔力を全回復するのに後、二年といった処か・・・。覚えておれ、憎き、ファリスの革命者ども。

 

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