34 マリー・クローゼットの隠し技。
「あーあっ、不如帰っちゃん死んじゃったんだ・・・。」
水月は言った。
「貴様何者だ???。」
カローナは言った。
マリーは、身体を強張らせ、奴らだ。といった。
「僕達・・・の事かい」
自分を指さし、煽りの構図で、此方を見下したように、眼を左目を見開く。
「僕は、水月 色波 そして、この人は、クロエ・カタリさん。お前等殺しに来た。ごめんな折角、唐紅の馬鹿を倒したってのに、此処で、絶望を与えてよお。」
マリーは言った。
「やりましょう。ルークさん。」
覚悟を決めた目だった。
「此れでも私は元、五柱の一人、刺し違えてでも、此奴らを倒して見せますわ。」
私たちがやられれば、此奴らは、他の四人の処へ向かう。
阻止しないと駄目だ。きっと、他の四人は、先へ進んでいる。
私たちが此奴ら倒せば、仲間がマクベスを倒してくれるはずだ。
「どうなっても知らねーぞ。」
ルークはそう言って、閃光剣を取り出した。
「ほほう、やる気か。クロエさん、そっちのボーイは俺にやらせてください。あっちに居るマリーは任せましたよ。」
「了解。排除する。」
くそ。こんな時に何も出来ない何て・・・。カローナは己の不甲斐なさを嘆いた。
「頑張ってくれマリー、ルーク。」
カローナが応援している、負けるわけにはいかない。
「行くぞ。」
光速波動弾。連。光の速さで高出力のエネルギーの塊を飛ばす技。
時をも知らぬ速さで近づき、閃光剣を浴びせる。
色波を其れ等をものともせず、この身に受ける。
「何だ。何かしたのか???・・・。」
此れは・・・。化け物だ。あの連撃を諸に受けて、何の怪我も無いなんて。
「痛くも痒くもないぞ。此の虫けらが。」
「月の暴力。
ストーンバースト。
死ね。」
圧倒的な力・・・。
水の共鳴、波のせせらぎ。
巨大な月が降ってくる。
大爆発し大洪水に見舞われ、巨大地震に見舞われる。
まるで一つの惑星の生死を体験しているような、そんな巨大な力。
「ル―――――――――くううううううううううう!!!!!!。」
ルークは、死んでいた。
あのルークが。
まさか・・・。カローナは目を疑った。
「次は、御前だな。女。」
カローナは終わりだと思ったその時・・・。
「ったく。心配で様子を見に繰ればこの調子かの・・・。」
お前は、シヱどうして此処に、死んだんじゃなかったのか・・。
「儂が貴様程度に負けるか・・・。助けに来てやったぞ。リーダー。」
「ありがとうシヱ。さっきは悪かった。」
「ああ、済んだ事さ。後は儂に任せなさい。」
・・・。此奴は、厄介な相手が来てまったものだ。オーベニル・シヱ。
かつて、この世界の外側にいった三人の一人。
「重力魔法。 グラビトンデイストウシオン 。」
全ての物体を吸収する、暗黒魔法。
「我が、負けるだと・・・。此の我が・・・。」
水月の惑星錬成魔法によって創られた宇宙のあらゆるエネルギーまでっもが其の巨大な暗黒の黒の空間へ引きずり込まれる。
「此処は何処だ。」
穴に轢き擦り込まれた、水月は、自分がスパゲっティの様に、伸ばされて、ちりジリになって終った事に気が付いた。その時には既に死んでいた。
死んで終ったのか。死ぬとはどういう事なんだ。其れは、水月にとって一生の命題になるのだ。
これがオーベニル・シヱの実力。
カローナは、悔しくも、自分との格の違いに落胆した、けれど、いつか必ずそれ以上に強くなってやるという闘志を燃やした。
マリーは、クロエとの勝負に苦戦していた。
全てを切り裂く刃の力。
触れる前に、斬られている。
刃物の切り傷。
切り裂きのクロエとは此のことか。
かつて五柱に最年少で抜擢されそれ以来与えられた任務を失敗した事のない、超一流の暗殺者。
気配を消す技。
これ等は彼女の故郷の忍びの里で培ったものだ。
「久しぶりだなクロエ。元気にしていたか。」
「うるせえです先輩面すんなです。」
「落ちぶれたものだな。マリー・クローゼット。」
強くなったな、クロエだが、負けるわけにはいかない。
「ちょっと本気を出さして貰うよ。」
「何を戯言を、それ以上頑張った処で私の悪魔使いの魔法には勝てないだろう。悪魔を使役し扱う最強のちから、当時は使い熟せなかった。だから、忍びの力で、任務をこなしてきただが、今は違う悪魔と契約し力を得た。」
「グリアモンド。消し炭にしなさい。」
があああああああ。
「なっなんだ。」
危なかった、今一瞬、情報破壊魔法による、出来事の消去をおこなってゐなければ死んでいた。
「出たな。忌々しい、起こった出来事を無効かするお前の情報破壊能力。」
「この技は余り使いたくはないんだがな・・・。仕方あるまい。十分で片を付けてやる。」
起こった現象とは逆の現象を起こす逆。
起こった現象に反発する現象を引き起こす反。
対象の事象の情報を破壊する滅。
この能力と魔法は、私が、生まれ持って得たものを最大限修行いより強化したもの・・・。
技を出す事を発と言う。
発には、何らかの情報がある。
其の情報により、現象を引き起こす。
私の技は其の発に関する情報を破壊して、敵を無力化する能力。
「エナジーボール。」
私には、もう一つの能力がある。
エナジーボール。
エネルギーを圧縮させる技。
圧縮は何年、何百年と掛けて行う事が出来る。
圧縮時間と、出力が強い程、莫大なエネルギーを生み出す。
御終いだ。
飛んで追跡せよ。大いなる圧力。
「潰される・・・。」
「なんて破壊力だ。マリーいいいいいいい。私がこの程度でやられると思ったかあああ。」
な・・・。なんだと。
クロエはエナジーボールをたべた。吸収した。
「対策済みなんだよ。御前の技は全部よおお。」
「私の悪魔、ロッテンゲルクは、人間の出すエネルギーを餌にする。」
「どうだ。おどろいたか。マリいいい。」
あれを使うしかないか。やはり・・・。
反。
「え・・・。」
悪魔が消えた。
「反発力により、悪魔は消える。」
「まねじぇたりーしょっと。」
「お前の精神に死の感覚を与える。」
私は死んでいる。
私は死んでいる。
だから何も食べなくても大丈夫。
私は、既に死んでいるから・・・。
精神破壊魔法。まねじぇたりーしょっと。此れを喰らったものは、精神を破壊され、復活までに個人差はあるが、一年以上かかる。余りいい気持に成る技ではない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます