🛫反転🧭旅記🛫 具現化能力者の画レ虚は、反転世界へ旅立ち、摩訶不思議学校の校長マクベスを倒し、ファルスの革命者として、原初の神を殺します。
11 川のほとりの小屋に入ると、マリーという元摩訶不思議学校守護者の女がいた。
11 川のほとりの小屋に入ると、マリーという元摩訶不思議学校守護者の女がいた。
「お
扉を開けると、其処には、赤色の髪色に、
「何だい。こんな処に人かい。私は忙しんだよ。」
「私達道に迷いまして・・・。」
「そりゃ、そうだろうね。近頃、
「はい。」
ちょっと待ってな、と言って、女は、奥の部屋に入っていった。
「私は、
マリー
此のあたりに住み着いてる
「なるほど・・・。」
どうやら、五年前とは、大きく森の様子も変わってしまったようだ。
「其れに、森から、弱い動物が消えて、大地に降りる様になった。森の猛獣が進化し始めて、
其れは、五年前の二倍だった。
「この話を知っているのは、私位だ。長年森に
「近々、
バール塔と
ネール地下迷宮の攻略が或るんだってね。其れ私も行こうかと思ってる。お宝目当てにね。」
此のマリーとかいう、女。其の事迄知っているのか・・・。とベムは思った。
「あんた、何者だ?。」
ベムは尋ねた。
「あたしゃ、マリー。
魔法学校の五つの柱
の一つを担っていたが、引退して、森で創作活動をする様になった。ものさ。観た処、あんたらは、雅楽の奴の差し金だろ。」
なるほど、だから、知っていたのか。ベムは思った。バルマはいぶかしそうに女を見ている。
「ベムだ。よろしく。」
「私は画レ虚。」
「俺は、認めてねーぞ。五つの柱っていえば、最強の五人だ。そのうちの一人がこんな、奴だってか。森で
マリーは悲しそうにして、認めてくれないんだねと暗い表情をした。
「ちょっと、バルマ、僕達は、押しかけた身なんだよ。」
「ごめんねマリーさん。」
ベムは、頭を下げた。
「いいわよ。気になんかしてないわ。付いてきて、其処のターバンを付けた男の子・・・。いいものを見せてあげるわ。勿論他の二人もね。」
そういって、奥の部屋に案内された。
「わあああ。凄い。」
其処には、あの、クルッススの街でさえ見た事もないような、防具や、刀、剣、槍、拳銃、ライフル、バズーカー、そして、車の様な乗り物に、コンピュータ、そして、核技術に関する装置まであった。
「此れは・・・。」
バルマは言葉を失った。
「此れで信じて貰えたかな・・・。」
「あたしは、マリー・クローゼット 今の摩訶不思議学校東の
「って事は、おばあちゃん!!!???。」
「そうなるね。私はもう百二十三歳だからねえ。」
見た目は、十代の少女だ。神は、腰まで或る。長髪の女。
「あんたらを見込んで頼みが或るんだが、寅次郎にこれを渡してやってくれんか???。」
「此れは?。」
其れは、四角形の白い石であった。
「此れは、外部の世界と連絡を取るための石さ。持ってんのは、あたしと、喜界島の一族だけさ。」
怖ろしい技術だと、ベムは震えた。もし仮に外部の実世界の人間に、此のことが公になれば、実世界は此の力を使って戦争を引き起こすだろう。そして・・・。
「能力者同士しか、会話を出来ないものさ。」
其れを聴いて安心した。
「まあ、私も同行しようかね。あんたらを見て居たら、居てもたってもいられなく成って来たよ。」
マリーは画レ虚が気に入ったみたいで
「お嬢ちゃんん、かわいいねえ。私の若い頃にそっくりな目をしている。きっと強くなる。」
と、頭を撫でた。
「ありがとう、マリーさん。」
「ちなみに私の能力は予言だ。こうなる事は初めから分かっていた。」
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