第2話

「シンジ、好きなの...!!」


皆んながいる前で、さも堂々と。

よくもまぁ、そんな嘘が言えたよな。


現在高校二年生の俺。

名前は山吹シンジ。

自分でいうのもなんだが、

陽キャイケメンとは対極を為す男。

嘘告白の相手役に任命されること、ついに

記録100人目。

その記念すべき100人目に、幼馴染が

やって来た件。

この高校はもともと男子校。

女子は一学年に100人だけ。

あとの200人はみんな男子。

俺は男子のなかで、1番勉強もできなければ

運動もできない冴えない男。次いでに、顔面偏差値も低いから。

そんな訳で。女子達の罰ゲーム告白の相手役にピッタリだった。

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