狂日記
迷ニ露上(本名では無いのは当たり前)
クスリ
それは私が、死因不明の別居していた父の遺品を整理している時、見つかった日記であった。
日記にはこう書いてあった。
「2013年9月23日
今日から、日記を書こうと思う」
「2013年9月24日
今日外で歩いている時、一人の男性がこう言ってきた『あんた、ちょっと人生退屈だと思わないかい?』『なんだ、君は』『私はただのフリーターです。では、話の続きをしますね、あんた人生退屈だと思わないかい?新しい発見なんて何も無い、新しい発見があるのは未成年の内だけ。人生変えたくないかい?』『まあ、そうは思いますぜ』『そんな人生を変えてくれるもの、欲しくないかい?』『まあ』『では紹介してあげましょう、あなたが望んでいる商品を』男は、外套のポケットからクスリの入った袋を取り出した『こちらが、あなたを変えてくれる商品でございます。』『何円かね』『いえいえ、人の幸せのためなんで、お金なんて要りませんよ』私は、その男から袋を取り、外套のポケットに入れ、帰宅した。外のレンガにはあの男に似た顔の男の指名手配のポスターがそこら中に貼らされていた」
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