第22話

ある男は言う。

「おい、アルファノイドはもったか?」

男の手はふるえていた。

「わかってる。効果は3時間だ。大会は2時間半で終わる。これぐらいは平気だ。」

「対処効能の実践はどうだ?」

もうひとりの男はこたえた。

「わらうぐらいちがうぜ!目の反応、手の応答機能、これは”プロゲーマー”レベルの動きだ」

「ぜんぶでいくらだったんだ?」

「ひとつぶ15万円。”ドクター”に造ってもらった。」

「成分はなんなんだ?」

「筋萎縮剤と解放活性が常駐でつづく”クスリ”だ!」

「反動は_?」

「ドクターが言うには3日は動けないって言ってたぜ」

「まあ問題はないな。これはほんとに薬なんだよな」

「ドクターが言うには市販販売は無理だが、”精神科医”なら処方許可がでるかもしれないと言っていたよ」

「なるほど、今回のストリートファイターの大会ならいけるかもしれないぜ!賞金30億円!なににつかうよ!」

「もうはたらかなくてよいわけだ!とりあえず豪邸を建てないとな!」




われわれのせかいは深い、ただ理解するのは難しい

これからのせかいおおきなゲームがくる


きみの周りも変わり始めるはずだ


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