11/29
(パーマ屋の昼休み、SNSのテレビ電話で真野に電話をかける元ギャルちゃんこと有紗)
(顔に貼ったパックを慌てて剥がして電話に出る元オタクちゃんこと真野)
「やっほう。そっち夜?」
「うん。そっちはお昼だよね。オンラインできそう?」
「おうよ! ばっちし契約したった! きょうは昼から後はたぶんお客さん来ないと思う! 長年のカン!」
「じゃあメッセージでフレコ送るね」
「夜更かしして大丈夫? 明日に響かない?」
「いちおう完全リモートなんだ。明日は特に会議とかはないし……日本に帰りたいけど、もうちょい世の中が落ち着くまで我慢するつもり」
「そっかあこういうご時世だもんね。差別されたりしない?」
「働いてる会社、いちおう多様性を掲げてるから、とりあえず同僚や上司に黄色人種だって悪し様に言われることはないかな」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます