第14話 対策練り、の前に③
「えぇ!!お前前作金超人!?!?」
「そうだよ、滑り込みでとったんだよね。ギリギリ稼働終了に間に合ったんだよね。」
「受験勉強で俺全然やってなくて前作は金名人で止まってしまったよ…。」
「両立は本当ムズイよ。でもイエローは達人とったんだよ。」
「リベリオンようできたな笑笑、すげぇわまじ。」
「いやあのときは頑張ったねボク。2作前だね。毎日、没頭してたよ。」
「天才でもあり努力家でもある、強すぎやわ。」
「まぁまぁ、って、つい喋ってたら選曲あと10秒じゃん!!」
「まずいまずい、こうなったら!!!」
『ス・マ・イ・ル!!!!!!』
「さぁさぁこれ全良逃したらもう金超人、達人は名乗れねぇぜ。」
「連打も含んで勝負するか、景一。」
「やってやろうじゃねぇか!!!負けたらジュース奢りな。」
「それでいこうか、いざ!」
『勝負!!!!』
_________
「ァァァァァァァァ!!!連打一個差で敗北…これは悔しすぎるやろ!!笑笑」
「やったぁ!!!ボクの勝ちだね。」
「クッソォォォオ!ヒヨってもーたァ''。」
「っんじゃ、後でジュースよろしくね。」
「カァァァァア!!悔しいなあ。」
「全良は無事できてよかったわ笑笑。さすがにミスったら笑いや。」
「よし!次の曲はう〜〜〜ん、よし!最難関いこう。」
「んじゃ、次やるのは…??」
「第六天魔王。」
「キチィーーーー!!!ってかお前全良してるやんけ!!エグいエグい。まぁ俺もしたんやけどな。」
「これは普通に精度勝負だね。よしいくぞ!」
「おけい!!」
________
「あぁ!!シングルがちょっと衰えとる…!!!ぁぁ、疲れてきた。」
「最後までもつかな…ボクも危うい…。」
「最後65連賭けやぞ!!!」
「うんいくぞ!!」
________
『っしゃぁぁぁぁあ!!!!!ツイン全良!!!!!!!!!』
「やったぜやったぜ!!!てか点数も一緒やんけ!!!これはヤバい!!!!」
「本当に嬉しい!!!これは本当にすごい!!!」
「写真写真!!こんなんヤバいて!!」
「これは本当に興奮もの。ボク達相性いいね!!」
「ガチええわ!神神!!!!俺らマジ最高や!!!」
「だがしかし悲報、ここのゲーセン、2曲設定…。」
「いつからそうなったんや…ブルーまでは3曲やったのに…!」
「まぁめっちゃ楽しめたし、帰るか!」
「そうやな!伊織んち行くか!」
こうして俺らのゲーセンライフが幕を開けることになった。
________
「いやぁ〜今日は最高だったねぇ。」
「これまでハイになるとは思わんかったわ。エグいまだ余韻が…この手に笑笑」
「実はめちゃくちゃ緊張してたんだからね。達人とるより、かもしれない。」
「俺もガクブルやったわぁ。まじ心臓に悪いこのゲーム。でもクソ楽しいからええわ別に。あっ忘れかけてたけど、ジュース奢るわ。」
「おぉ、ボク記憶になかったわ笑笑。んじゃコーラ願う。」
「あ、自動販売機あるやん、買うわ。」
ピピっと音が。
「ありがとう…ゴクッゴクッ、ぷはぁーー!!これはたまらないね!」
「ちょ俺も欲しいて、ポチッと……。」
ゴクッゴクッ…ぷはぁーーー!!!
「いやこんなうまいコーラ飲んだことないって!!」
「ホント、最高だなぁ。」
「さぁさぁ、日暮れる前に行かんと。」
「そうだね、急ぐか。」
俺たちは走る。かつて、友を救うかの如く、少しずつ沈みゆく太陽の十倍の速度で…ってこれは勇者メロスやな。ちゃうちゃう。そんな早よ走れるの人間ちゃうて。
_______
「さぁ!!ついたついた!」
「いやぁ〜しんどかったわぁ〜。久々こんな走ったわ笑笑。キツすぎるわ。」
「ボクでも流石にキツかったね。」
「さてさて、人んち入るのなんか久々やからなんか緊張するな、まるで緊張人(金超人)。」
「おいおい、そんな無言でこっちみてくるなって、思わなかったんは謝るから。」
「ワハハ、ってさすが関西人。ボケがいい。」
「ありがとう慰めてくれて。」
「いや違うて、ごめんて。」
「まぁそんなクソおもんないギャグは置いといて、いざ!入場!」
「ま…まってくれ…景一!!ちょっと…落ち着いていこう。」
「そうやな、さすがに無理矢理、俺が先に入るとか道徳心0の人間。さすがにせーへんよ。」
「よし、そしたら、入るか。」
「おう!ありがとうな!俺のためによ!」
「いえいえ、どういたしましてよ。」
俺は親友の家にお邪魔する。
まさかあんなことが起こるとは思ってもいなかった…っていうフラグを心の中で立てておく俺。なんかおもろそうや、ワクワクすんなぁ。
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