第7話 現実世界へ

前世では俺は日本という国の諜報部隊に属していた。

そこでは最年少の18歳という歳ながらも、腕は一人前だったらしい。


そんな俺がはまっていたのが、腐男子の兄の影響でハマったBL本だった。

俺自体はノーマルだが、見るのは好きで特に王道学園のヨーロッパ風の話が好きだった。

その好みにピッタリとあてはまっていたのが今いる、「輝きの学園~桜流れ高等学院」だ。

この世界は、庶民や貴族の階級がある。

俺は、王族、公爵、と並ぶ中で、三番目の侯爵家、だ。

そして、主人公はもちろん庶民である。

何よりもいいのが、俺の立ち位置がモブ中のモブということや、主人公の性格がアンチではなく、一般常識を持ったキャラだということだ。

もう最高である。

他の王道学園をよんでも攻略者が変人しかいない。

だが、この本はみんな常識を持った人だということだった。

ホントよかったー


そして俺の幼なじみ、雨宮時雨は立派な攻略対象だ。

時)れ・・・ん 蓮

 あっそろそろ起きないとまずいかも

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