第17話 「仔熊の反抗期。ネンネタは絶好調。パンダは鼻血も尽きた」

「点であれ線であれ、すべては命を持ったものになるだろう」葛飾北斎


水ぎわの『たぬき』、いまだ苦闘中。いい感じに点と線がまとまりません。

ので。

みなさまには、絶好調のネンネタをご提供して、パンダはまた戦場に戻ります(笑)!



★★★

先日、ネン(中1)の学校で個人懇談がありました。

まず親子・先生で話し、希望があれば、あとで親と先生で話せるという。

話しましたよ、もちろん!


さいわい、先生からは

「大丈夫です。明るくて、クラスのムードメーカーですしね」

と、あえて成績について一言も触れない絶妙な回答をいただき(笑)、

水ぎわも、その地雷原は避けた(笑)。

なごやかな雰囲気で終了しました。


その夜。

なんだかネンがもぞもぞしている。

「あのさあ、皇帝」

(※水ぎわ家では、ガク(高1)及びネンは、水ぎわを“皇帝”と呼ぶ。理由は、えらいから!)


「センセと何を話したのかなあああ?」

「べつに。学校でどうやっているか、って。聞いただけだよ。先生は――」


きみをほめてたよ。と

パンダは言おうとした。

しかし、あれですな。

言いなれぬ言葉を口にすると、うまくしゃべれないもんですね(笑)。

パンダは、へどもどした。


「ほめれ……ほめ……ホメラ……」

するとネンが一喝。


「こっちはポメラニアンじゃないよっ! 皇帝、自分の子供じゃん。犬か仔熊か、どっちかにしてよ!」

そのままネンはちょっぴり怒って、自分の部屋へ戻っていったのでした。


のこったガクに

「なんだ、あれ」

と尋ねると。ガクは冷静に言った。


「仔熊の反抗期でしょ」


……ねえ。

仔熊って、反抗するの(笑)?


後日、あらためて話したら、ネンは夏の体育祭の練習時に、些細ですが同級生とモメたことがあり、それを気にしていたようです。

そこで同級生の親御さんにきいてみたところ

全く問題はなく、ネンの気にしすぎ、ということがわかりました。

親子とも、ちょっぴり胸をなでおろした次第でした。


子どもとの生活は、日々変わります。変化を楽しむ余裕が欲しい、と心から願う水ぎわでございます。


さて。明日は。

無事に夜、「たぬき」がでるか。

今の段階で全く自信がありません。

もう、鼻血も尽きたという感じです。


書いて書いて、消して消して。

結局それは、初稿に戻るための道にすぎない気がして。

苦闘しております。

短編は難しい。

いつもそう思います。


では。

もういっちょ、がんばりましょーか!

また明日ね。

おやすみなさい。

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