第18話 緊張しすぎると逆に緊張しなくなることってあるよね
お久しぶりです。
すいません、、少し事情があり、投稿を急遽、休ませていただきました。
1月1日から毎日投稿を再開しますのでよろしくお願いします。
では続きをどうぞ
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
目が覚める。
カーテンを開くと日差しが僕を照らす。
背伸びをしながら、時計を確認すると6時だった。
……まだこんな時間か
僕はそのままリビングに向かった。
リビングに行くと珍しく、お父さんとお母さんがいなかった。
「あれ?」
すると妹がリビングの扉を開ける。
「お兄ちゃん、どうしたの?」
「いや…お父さんとお母さんが、、」
「あ〜お兄ちゃん、知らないの?」
「え?」
「今日、結婚記念日だから、二人で出掛けてるんだよ」
「僕、それ聞いてないんだけど……」
「えー昨日、言ってたじゃん」
……全然聞いていなかった
「朝食どうしよう〜」
「私が作るから、お兄ちゃんはゆっくりしてて」
「お、おう。ありがとう」
そのまま藍は台所に向かった。
僕はそのままテレビでゆったりしていた。
コーヒーを口にしながら、テレビを見る。
コーヒーはもちろん、ブラックだ。
しばらくすると、藍が朝ごはんを机に運んでくれた。
さすが自慢の妹だ。
「お兄ちゃん……」
藍が僕のことを見つめてくる。
僕のかっこよさに見惚れているのだろうか
「少し、気持ち悪いです」
その一言を言い残し、藍は自分の分の朝食を持って部屋に戻った。
……そこまで言わなくても良くないか?
僕は藍が言った言葉を気にかけることなくコーヒーを飲む。
「やっぱり、少し苦いな」
朝食を食べ終えるとすでに1時間経っていた。
「そろそろ用意しないと」
僕は部屋に戻り、支度をする。
なぜ、僕がこんなに余裕なのか、、その理由は至って単純だ。
一周回って、なんだか、なんとかなりそうな気がするからだ。
自分でもおかしいと思っている。
よくあるだろ?緊張しすぎると逆に緊張しなくなる現象。
僕は今、その現象に陥っている。
クローゼットを開けて、今日の服を選ぶ。
……奈々さんの家まで少し遠いから早く行かないと
そして僕はそのまま家を出た。
奈々さんの家は学校のさらに向こう側にあるらしい。
しかし、地図を見る限り、山の近くにあるらしい。
嫌な予感はするが約束してしまったものは生涯ない。
僕は近くの駅まで向かう。
学校までなら、歩きで行けるが、さすがに学校のさらに無効となると電車で言ったほうが早い。
そして奈々さんの家から最も近い駅で降りた。
地図で確認すると
「ここから2キロか、遠いな」
そこからひたすら歩いた。
進むにつれて、どんどん山奥に進んでいく。
本当にここに家があるのだろうか。
僕は地図を見ながらひたすら進んだ。
20分ぐらい歩くと大きな門を見つける。
「まさかな……」
門の向こう側を除いてみるとそこは大きな庭になっいた。
門の端をよ〜く見ると劉虞寺と書かれていた。
……どうやらここが奈々さんの家らしい
僕は一瞬、もう帰ろうかなと思った瞬間、門が突然、開く。
門の中には誰もいないのに勝手に門が開きたのだ。
完全に門が開くと体のゴツい人たちが門まで押し寄せてきた。
見る限り、50人以上はいるだろう。
その中で一人だけ、白いスーツを着た、周りのゴツい人たちよりも一回り小さい人が僕に話しかける。
「貴方様は水森祐樹様で間違えございませんね?」
「は、はい」
「奈々お嬢がお待ちです。私についてきてください。」
僕はそのまま白いスーツの男についていった。
門の先には大きな庭が広がっていた。
そして庭の先には大きな家が立っていた。
案内されている途中のことだった。
「そういえば、自己紹介がまだでしたね。私は松田玄(まつだ げん)といいます。」
「あ、はい」
……急に自己紹介してきたんだけど、びっくりした
「少し聞きたいことがあるのですが、奈々お嬢とはどんな関係で?」
僕は一瞬、頭が真っ白になった。
……何を言っているんだ、松田さんは
「いやーただの友達ですよ」
友達ですらないかもしれないけど。
「そうですか、安心しました。奈々お嬢が男を誘うことがなかったもので」
「あ、ははは…そうなんですね」
「もし、もし、こ、こ、恋人だったら」
「え……」
「私が何するかわからなかったもので」
……松田さんすごく怖いんだけど
「しかし、よかった。ただ!の友達で。くれぐれも間違いのないように」
「はい」
……来るんじゃなかったな〜
そんな会話をしていると家の前に到着していた。
松田さんは家の扉を開く。
「どうぞ、祐樹さま」
扉の先には奈々さんがいた。
・・・・・・・・・・
久しぶりの投稿ですね。
少し短めですが、まー誰も気にしないよね。
2021年もあと少し、2022年も頑張っていきましょう!
31日に余裕があればこの作品の番外編を書こうと思っています。
読んだ感想などコメントしたくださると嬉しいです。
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