第5話 超絶美少女には誰にも言えない秘密がある

妹っていいですよね。

アニメの世界では人気のポジションだと思うんですよ。

そんなことは机の引き出しにしまって置いて、、

前回の屋上の件に悩まされる祐樹くんが学校でまさかの予想外の出来事が!


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


お母さんに面倒ごとを押し付けた水森祐樹、いつも通りの通学路を歩きながらあることを考えていた。

それは僕の第一の目標だった『友達づくり』の失敗だ。(仮)

正確に言うとクラスメイトのみんなに冷たい目線を送られ、話せる状況ではなくなったことだ。(多分?)

あんな冷たい目線を送られたんだ、きっと学校に行ったら誰も僕に話しかけてくれる人がいるわけがない。

そう考え、歩いていると、気づいたら学校の校門の前に到着していた。


「…いくか」


ため息をつきながら、校門をくぐり、教室に向う。

教室の扉を開ける。

そして俺の予想は的中する。

教室に入ると一気に目線は僕に注目した


……正直、陰キャにその目線はキツすぎます


周りを見渡しながら、自分の席に着く。

すると、玲香さんの姿がなかった。

僕は仕方なく、手元にある本を読む。

チャイムが鳴り、小林先生が教室に入ってくる。


「お前ら、今日、橘さんは体調不良で休みらしい、明日きたら誰かノート見せてやれよ」


最初の連絡は全生徒が衝撃を受けるものだった。

そしてそのまま1時間目の授業が始まる。

授業内容は中学の復習からだったので、適当に流し、僕は新しい計画を考えていた。


……このままじゃ、高校一年をボッチで過ごしてしまう…下手をすれば3…ねん


新しい計画を考える前に最悪の場合を考えてしまう、僕は正直もう心が折れそうだった。

気づけば、1時間目が終わっていた。

それを学校が終わるまで考え続けていた。


「あれ?学校が終わってる」


窓を見れば太陽が沈めかけていた。


「…どうしたらいいんだ」


心の声が、自然と漏れると、後ろでバタンっ!と音が聞こえた。

僕は驚き、後ろを振り返ると、そこには女の子がいた。

髪はロングで胸のまあまあある、僕からしてみれば超絶美少女だった。


「す…」


「す?」


「すいません!」


その子はそのまま教室の扉を開けて、教室を出ていった。


「なんだったんだ?」


もう外も暗くなりかかっていたので帰ろうとすると、床に何かが落ちていることに気づいた。


「なんだこれ?」


それは一枚の写真だった。

その写真は、おそらく、制服的に高校生ではなく中学生の制服で一番印象的なのが、写っている女の子だった。

一言でいえば、『脂肪の塊』

とりあえず、すごくブスだった。


「こんな子も世の中にいるんだな」


そのまま写真を制服のポケットに入れて、そのまま帰った。

家に帰ると、お母さんしかいなかった。


「あれ?藍は?」


「藍ちゃんなら友達とお泊まりで勉強会だって…ゆうくん」


不意打ちのお母さんの投げキッス。

「僕のライフはもうゼロよ!」と言いたい気分だが、そんな体力はない。


「…そう」


僕は一言いってそのまま自分の部屋に戻った。


「ひどいよ〜、ゆうくん!」


お母さんは冗談半分で泣いていたが無視した。

僕はそのままベットに横になり、状況を整理した。


「なにもできなかった。しかも昨日よりも冷たい目線で見られてたような気がする」


もう僕の頭の中は不幸な思考でいっぱいだった。

そんな状況で頭の中ですらっとある女の子の顔が横切る。


「あの女の子可愛かったな〜」


僕はベットから起き上がった。


「メソメソしてもしょうがない!明日、勇気を出して誰かに話してみるか」


……学校でグループできる前に


そう決意すると、玲香さんの顔が横切る。


「ああ、でも玲香さん件が、可愛いんだけど、ご令嬢っていうのがな〜、じ…ら…」


決意するも、問題を解決しなくては話が進まない。


「よし!まずは僕と玲香さんとの関係をみんな理解してもらってからにしよう!」


僕の予想ではみんなが僕に冷たい目線を向けているのはあの日の屋上での件にあると思う。


……てか絶対そうだ!


だから、あそこで何があったかをきちんと説明できれば…

けど、みんなの前で話せるか?

陰キャで人前で話すことが苦手な僕に?

そうやって思考を巡らせた結果…


『……時間に全て任せよ』


結局僕は根っこから陰キャだったのだ。

だってさ!無理じゃん!みんなの前で話すなんて!


「明日は玲香さんが登校して来るはず…多分。はぁ〜玲香さんがなんとかしてくれないかな…」


そう言いながら、ため息をつくと、お母さんの声が下の階から聞こえた。


「ゆうくん〜ご飯だよ」


「わかった!…とりあえずご飯だな」


僕はそのまま下を降りて珍しく3人でご飯を食べた。

そのまま僕は明日にドキドキしながら眠りについた。


・・・・・・・・・


「あれ?あの写真がない……どうしよう」

困った顔をする女の子。

「あの写真を見られたら、わたし…」

自分の部屋をぐるぐるして落ち着きのない様子。

「明日、学校で探さないと……」


「2022年1月8日/改編」


・・・・・・・・


投稿できなくてすいません。

テスト期間でなかなか書く機会がなく、投稿できませんでした。

今日から投稿を再開します。

あと主人公の妹の名前が決まりました。

水森 藍 (みなもり あい)

に決まりました。

読んだ感想などコメントしてくださると嬉しいです。

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