取り調べ

徹夜明け。私は豊さんの仕事を代わりにやっていた。重要な仕事がこれからある為に休んでもらっている。

「悪いな。真一もうそろそろ行くぞ。」

すると豊さんの顔が鋭くなった。誰かかららしい。

「やあ。AIと仲良しこよしかい。今はそんな事態ではなくてね。」

所々嫌味垂らしの人だった。この人はこの部署の哲也という人物だ。仲は犬猿とでも言うべきだ。

「相棒はお前さんよりは数倍も有能だ。」

捨て台詞と共に仕事場に連れてかれた。私も喧嘩するよりは何倍も良いと思えた。部屋に入り今日のメインといこうではないか。

「隆さん。貴方は型番5150晃と言うAIを持っていましたね。」

「そうです。今はどこにいるか分からないです。」

どうやら嘘は付いていないらしい。豊さんが質問をした。どうやら私は記録を作ればいいらしい。

「どうやって心理体を作ったのですか。」

「心理体普通に過ごしていたら感じない。だって心がないもの。しかし疑問や感情を教えた。それだけです。…それに貴方は感じているのでは、どこかでこんな社会は間違っていると。これじゃあ歴史の繰り返しだと。コロンブスのようになるのかってね。」

「さあどうでしょうか。」

その後は晃について取り調べをしたかったのだが知らないの一点張りで時間が来てしまった。

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