第10話

「...藤島くん」


「あー、そーかよ。やっぱりか!!

お前は幼馴染である、俺を応援せずに。

藤島くんに票を入れたんだな!

つまり、俺のこと嫌いだから、俺と付き合いたくないから、藤島くんを生徒会長に押した、と!」




「...それなんだけど」


「違うの。この、その、えっと。

今日のお見合いが全てを物語っているっていうか...」


幼馴染の、真島マヒロが急にモジモジし始めた。


頬を赤く染めて。


何だか様子がおかしい。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る