第六百五十九駄作 番外編 川柳六作

かすかに痛む喉元は出せぬ愚痴


かすれる声は「大丈夫」しか言わず


かすみ草の花言葉は程遠い


かすがいにされた子供は潰されて


かすめとる人の視界に癒された


かすり傷だと思ってた致命傷

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