ゾンビ☆ファンタジー ~僕だけレベルアップするとかジャンル違くない?
灰灰灰(カイケ・ハイ)※旧ザキ、ユウ
一章 僕だけなんかジャンルが違う件について
第1話 世界が滅んだ件について
端的に間違えなく言おう。この世界は滅んだ。
比喩でも冗談でもない。少なくとも文明社会は崩壊したのは間違いない。
ビル郡がゴチャゴチャと乱立した都会からは常に灰色の煙が立ち昇るようになったし、夜ですら昼のように辺りを照らしたLED光はまばらになってしまった。ビルの窓で点灯している数は金持ち陽キャがサプライズで文字にしているぐらい少ない。では、その原因とは何か?
ゾンビ。
B級映画とかでよく出てくるアレだ、アレ。生きる屍、リビングデッド、
しかもこれは日本だけには止まらず世界各国で起きているのだから、世界が滅んだと言っても過言ではないだろう。
「でもなぁ……」
そんな中で僕は何度思い返しても納得出来ず、また首を傾げる。おもむろにポケットからスマホを取りだし起動。
そして、ステータスを開いた。
北原ムンク
Lv7
職業:不死殺し
HP 220
MP 15
SP 30
筋力 17
耐久 15
俊敏 16
魔力 9
運 10(-999)
skill –
これ僕だけ別ゲームやってるんだよなぁ。
「アアアァァぁッ!!!」
そして、眼前には回想中だと言うのにゾンビさん達がバーゲンセールの主婦ばりの勢いで迫り来るという状況。なんだ、なんだよ〜お前らなんだ僕に興味あんのかアッー! デュフフフ。後アレ、それ反則だから。回想中に割り込むとか進化中に攻撃レベルでギルティ。
「全く……こっちは回想に浸っていたんだから、少しは気を遣って欲しいもんだね。まぁ、そんな事言っても無駄なんけどさ」
当然、彼らの勢いは知ったことかと言わんばかりに収まるわけもない。
僕の切実なお願いが華麗にスルーされた件について。まぁ、ゾンビ相手だからしょうがないね。
溜め息を吐きつついつの間にか、何処からともなく現れたひび割れだらけの大剣を担ぐ。
視界は良好、景観は最悪だけど。ゾンビだらけだし。
この状況であればやることは一つ。
「いらっしゃいませぇええええーーーーー!!!」
ゾンビ狩りってな!!
相変わらず世界観違くない? と叫びたくなる衝動を飲み込み、僕は大剣を振りかぶりながらゾンビ郡へと駆け込んだ。
◆◆◆第一話、いかがだったでしょうか。
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