第280話 リーファとの契約解除

 リーファは『サンドベリアの紅玉ルビー』と呼ばれるほどの美女で、華奢な体つきだが、バランスの取れたプロポーションに加え、魅力的な笑顔で誰もがメロメロにされるいい女だ。

 そのリーファが純白のビキニトップスとパレオを脱ぎ捨て、下着1枚でオレの前にいる。

 垣間かいま見える豊かな胸の谷間に否が応でも視線が行ってしまう。


「さあ、あたしを満足させて…」

 そう言うとリーファは、ベッドに横たわり両手を広げてオレを求めた。

 オレは、リーファを優しく抱き締め、どちらともなく唇を求めると、お互いに舌を絡めディープキスとなっていった。


 片手でブラのホックを外すとリーファの形の良い乳房が露わとなった。

 オレは、右手で乳房をまさぐり、舌で鮮やかなピンク色の乳首を刺激した。


 ♥ ♥ ♥ ♥ ♥


 オレはリーファの華奢な体を支え、ゆっくりと上下させた。

 リーファはその動きに合わせて喘ぎ、ビクビクと感じていた。


「あ、あんたの、やっぱり、おっきいね」とリーファが言う。

「それに、からだの相性も、いいし」

 リーファが息を切らし、喘ぎながら感想を述べている。


 動く度にリーファの形の良い乳房と長い髪が揺れ、なんともエロいのだ。

 リーファはオレの上で腰を振り、仰け反りながら部屋の外に聞こえるほど大きな声で喘いだ。


 ♥ ♥ ♥ ♥ ♥


 リーファは、そのまま何度も痙攣し、それが収まるとむさぼるように唇を求めてきた。

 甘い香水の匂いがオレの鼻腔びこうを刺激した。

「あんたとするの、やっぱり気持ちいいよ。

 毎日でもしたいくらいだわ」


 オレは背後からリーファの形の良い乳房を揉み、乳首を指で刺激するとビクビクと面白いように反応している。

 快感が全身を駆け巡り、それに連動してリーファとオレは共に絶頂を迎えた。

 

 それから3度ほど体を重ね、リーファはようやく満足したようだ。

 一連の行為が終わるとリーファはオレに言った。

「これで貴方との『専属契約』は解除よ!」


「えっ、何で契約解除なんだ」


「なんでって、それは…

 あたしとあんたじゃ、釣り合わないからさ。

 伯爵ならともかく、公爵は貴族の中でトップなんだろ。

 あたしみたいな一介の踊り子が公爵様の女だなんて、おかしいだろ」


「リーファ、オレは踊り子だろうが、なんだろうが気にしないぞ」


「そう言ってくれるのは有り難いけど、あたしが気にするんだよ……

 でも安心しな、あたしを抱きたくなったら、いつでも抱いていいよ」

 リーファの言っていることは分からなくも無いが、オレは一抹の寂しさを感じた。


「それに、SDTの契約を解除するわけじゃないんだし……

 あたしが、あんたに雇われている事実は変わらないんだから…」

 要するにリーファとしては、オレの体面を気にして身を引いたと言うことだ。

 そんなこと気にしなくても良いのだが、リーファは一度言い出したら聞かないのだ。


「その代わりと言っちゃ何だけど、あんたに抱いて欲しい娘が2人いるんだ。

 あたしのチームでこの前16になったばかりの子なんだけどさ。

 2人を女にしてやって欲しいのさ」


 要するにSDTメンバーで、成人したばかりの娘2人をオレが抱いて女にしてくれと言うことらしい。

 オレが返事をする前にリーファは階下にいた2人を呼んできた。


「この娘はリリナ、こっちの娘がリンカ、ほら2人とも公爵様に挨拶しな」

 リーファに言われて二人が挨拶した。


「公爵様、リリナです、宜しくお願いします」

 そう言ってリリナは深々と頭を下げた。

 リリナは背中までの金髪ツインテールで目鼻立ちが整った可愛い子である。


「公爵様、リンカです、どうぞ宜しくお願いします」

 そう言ってリンカはオレに向かって深々と頭を下げた。

 リンカは肩までのシルバーグレイの短いポニーテールで、中々の美人であった。


「それじゃ、あとは宜しくね、あたしは下にいるからさ」


「リーファ、ちょっと待った、オレは一言も抱くなんて言ってないぞ」


「あたしの最後の頼みだと思って、2人を抱いてやっておくれ」

 リーファはオレの返事を待たずにドアを閉めた。


 リーファが消えるとリリナとリンカはすぐに着ている物を脱ぎ始めた。

 なんか妙な話になってきたが、もう既にこの状況から逃れられないようだ。

 

 リーファに与えられた任務は、成人したばかりのSDTメンバー2名を『女』にすること。

 オレは覚悟を決めて臨戦態勢を整えた。

 ラブポーションを2本用意し、効能を説明してリリナとリンカに飲ませた。

 『ヴァージン・キラー』の称号を持つオレとしては、更に経験値が上がると言うイベントな訳だ。


 2人一遍にという訳にも行かないので、最初はリリナを抱くことにした。

 リリナは、ダンサー特有の細身で引き締まった体で、まだ成長途中のようだが、女性らしい丸みを帯び、十分にオレの男を刺激するレベルであった。

 キスから始まり、舌を絡め、耳から首筋、腋から乳房へと至り、形の良い臍を経由して秘密の花園へと到達する。


 ♥ ♥ ♥ ♥ ♥


 徐々に快感が強くなると、リリナは可愛い声を上げて喘いだ。

 そして下腹部をピクピクと痙攣させて感じているのが分かった。

 やがて部屋の中に響くくらいの大きな声を上げ絶頂に到達すると、オレも同時に絶頂に達し、リリナの中に精を放った。


 5分ほど休憩したあと、リンカの番となった。

 彼女は積極的にオレを求めてきた。

 リンカも細身で引き締まった体をしており、素晴らしく体が柔らかかった。

 キスから始まり、一通り体を舐め刺激すると既に受け入れ準備は整っているようであった。

 リリナとオレの行為をじっと見て刺激を受けていたので、リンカの秘密の花園は蜜で溢れていた。

 リンカの体型もリリナ同様まだ成長途中のようであるが、フレッシュな少女の体もオレの大好物なのである。


 ♥ ♥ ♥ ♥ ♥


 リンカは徐々に性の悦びに目覚め、甘い声を上げ始めた。

 やがて何度も体を仰け反らせて絶頂に到達すると、オレも絶頂に到達した。


 暫く休んだあと、次は3人でお互いの気持良いところを攻めあった。

 そして2人をベッドに並べて交互に攻めた。

 2人とも可愛い声を上げてオレの攻撃に答えてくれた。


 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 いつの間にか眠ってしまったようだ。

 気が付けば朝日が登るところであった。

 ベッドにはリリナとリンカが一糸纏わぬ姿で寝息を立てていた。

 初めてのことで、きっと疲れているのだろう。

 オレは2人を起こさないように部屋を出ると階下へ下りた。


 下の部屋でリーファを探したが、彼女はいなかった。

 オレは自室へ歩いて戻る途中、リーファを見つけた。

 彼女は50mほど離れた砂浜にマットを広げ座禅のポーズを組み瞑想しているところであった。

 リーファがオレ専属の女で無くなるのは少し寂しい気がするが、彼女が考えて出した結論だから、オレはその考えを尊重しようと思っていた。

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