第9話

「え、明日がバレンタインな訳だから、

ふつー、明日渡すもんじゃん?

なんで、一昨日?」


「あ、なんか、14日の日は家の用事があるとかで学校サボるとか言ってたな。彼女」


「か、彼女!?」


「ちょっと待ってシンジ。

誰に告られたの!?そのチョコ、私も味見させてよ!」


「は?誰がお前にやるかよ。俺は一人で食べるの。ちょっと待ってろ。マジで持って来てやる。綺麗にラッピングしてあって、

ハート型のチョコなんだ」


「....な!?」


数分後。


俺は自分の部屋に行き、

一番うえの引き出しの中に入ってた

手作りチョコの包みを持って、ヒナタの部屋に戻った。

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