第2話

なんの因果か俺に義妹ができた。

それはまぁ、いいと言えばいいのだが、

ひとつ、問題があって。

それが、美少女ではあるんだが、

ツンツンと素っ気ない幼馴染の橘ヒナタである点が俺的には気に入らない。


周りの連中に言わせると、

学園のマドンナとひとつ屋根の下なんて、

良いなぁと言うんだが。


更に、

「あれか!?下着姿とかも拝めちゃうわけか!?マジで羨ましいぞ、こんちくしょー!」


とまで言われるんだが、

それはない。


「いや、それがな。

あいつはそーゆーの無防備な姿で

家の中をうろつくことはないんだ。

つまり、俺はなまめかしい女の身体を

見ることは基本的にない」


「あ、でも、母ちゃんのなら見たことある。

ブラ姿で下半身は流石にパジャマのズボン履いてたけど、年増のババアの下着姿なんか

拝めてもなぁ、ダメだろ...?」


「そーだよなあ。どーせなら、女子高生!

可愛い女の子の裸とか見たいよな!!

母ちゃんじゃ、ダメだなぁ」




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