13話 魔王討伐へ

 その後数日は平穏な時が過ぎる。

だがある日、王から直々に招集がかかった。


「なんでしょうね」

「きっとドラゴン退治の依頼だよ」

「だといいんですが」

「とにかく行ってみるしか無い」

「ですね」


俺達は城へ向かう。


「よく来てくれた」


謁見の間で王様と対面する。


「それでどのようなご用件でしょうか」

「うむ。実は魔王が最近活発に動きだしていてな。君達には魔王を討伐してほしい」

「分かりました。ですがどうして俺達に?」

「お前たちは最近もっとも勢いがある冒険者だからだ。魔王を倒すのはその瞬間にもっとも勢いのある冒険者パーティであると伝承でも伝えられている。だから頼むぞ、レオール殿、リンネ殿、ルリア殿、クリム殿」

「はっ」


こうして俺達は魔王と戦うことになった。

これが最後の決戦だ。


「準備は良いか?」

「いつでも行けます」

「私も大丈夫です」

「問題ないわ」

「では行くか」


俺達は城の外で待機していた馬車に乗り込む。

そして出発した。

 道中で様々な敵が現れるが今の俺達の敵じゃない。

俺たちはすぐに魔王の城までたどり着いた。


「ここが魔王の城か」

「はい」

「いよいよね」

「行きましょう」

「そうだな」


門番が話しかけてくる。


「おい! ここから先は立ち入り禁止だ!」

「残念だが魔王を倒しに来た。通させてもらう!」


 俺は剣で一瞬で門番を切り伏せた。

そしていよいよ中へと入る。


「この先にいるのは間違いなさそうですね」

「ああ」

「急ぎましょう」

「おう」

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