バーバラの気持ち

第4話 もちをつく

　ホームベーカリーという贅沢品を昨年秋に買いました。

　それまで作っていた簡単パンは成功率が低いのでホームベーカリーで食パンを4日に一度作っています。

　毎回、干しぶどうとクルミ入りの食パンです。

　ホームベーカリーさんを使うようになってから失敗がなくなり大変重宝しています。

　で昨年末に

「お正月にはお餅でしょう！」

　と思い立ち餅米を買いました。

　その時にホームベーカリーを使うとすごく少ない量しか作れないと説明書でわかったので

「ホームベーカリーの倍の量を自分でお餅つき！」することにしました。

　米を炊飯器で炊いて寸胴鍋に移し、ごますり棒とパン用の長い棒（麺棒）で上からガシガシと次女と2人で20分ほど突きました。

　2人で突くと鍋が動くので1人は鍋を持ち1人は力一杯つくという作業をクタクタになりながら頑張りました。

　そして鍋から餅を大きなお盆の上に出すのがまた大変で大騒ぎでした‥。

　出来上がったお餅は‥。

　夢見るように美味しいものでした。

　ちょっと言葉では説明出来ないくらいですよ。

　柔らかくて暖かい味、ふわふわでトロける食感、

　貴方はお餅様？みたいな味で‥

　苦労した甲斐がありました。

　しかし、ホームベーカリーを使ってもっと楽に作れる方法を編み出したのです。

　炊飯器で餅米を600グラム炊きます。

　ホームベーカリーでは250gしか出来ません。

　ホームベーカリーさんは餅米と水を入れておけば1時間15分後に出来上がりなのですが、少な過ぎて話になりません。（うちのホームベーカリーは小さいのです）

　600gの炊けた餅米をホームベーカリーに無理矢理投入して『こねる』の機能で15分

　これで15個のお餅が出来ました。

　ホームベーカリーの内釜にはお餅がこびり付いているので、きな粉を入れて食べます。（うっま〜！）

　ああ、皆さんに振る舞いたい。

これがバーバラの気持ちです。