ボイスドラマ用台本「おとぎ前線」第1期(完結済み)

かたしよ

「おとぎ前線」の世界~プロローグ~

 佐賀県鹿島市さがけんかしましにある祐徳稲荷神社ゆうとくいなりじんじゃ。その参道にある祐徳稲荷門前商店街ゆうとくいなりじんじゃもんぜんしょうてんがいに不思議なお店があります。


 お店の名前は「前線 Cafeぜんせんカフェ」。 実はこのお店には凄い秘密があるんです。


 お店の中には「おとぎ前線」という、遥か昔から天界や魔界、はたまた異世界と呼ばれている不思議な世界と私たちが住む現実の世界のはざまが存在しているのです。


 現実世界での、おとぎの世界の住人達は、普段は色んな姿をしています。代表的なものの中にはご神体とよばれるもの、ご神木、石碑、石像、はたまたお人形から地面に転がっている石ころなど千差万別、様々な形で私たちの身近なところに存在しています。


八百万やおよろずの神”、”物には魂が宿る”という言葉の起源にもなっているほどです。


 その不思議な世界と現実世界、2つの世界が交じり合う境界線は世界中の各地に存在しています。私たちが神話や伝承などのという場所。条件は様々ですが、不思議な世界の住人達は、その重なり合う時間だけ、現実世界で本来の姿で活動することができるのです。


 この物語は、偶然、その世界中にある「おとぎ前線」の1つがある小さなお店「前線カフェ」での日々を描いた物語です。そんな もし、運よく、「前線カフェ」前を通る機会があれば、そっとお店の中を覗いてみてください。


 おとぎの世界の住人がおしゃべりしているかも知れません♪

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