2881年前からこんばんは

どこかの誰かと繋がった。

過去の誰かと繋がった。

馬鹿みたいだな、単なる間違い電話なのに。


変なモノを見せてきてさ。

おかしいと嘲笑してやろうか。

でも変だな、見たことがあるな。

古代の文化かもしれないな。


それからしばらくして消えてった。

さっきのはどこにもなくなった。

ちょっと寂しさが残ったな。

所詮はただのフグアイだよね?


それでも、なんだか貴重が逃げて

お宝燃やしてぐしゃぐしゃにして

どこかに投げ捨ててしまったような

そんなもったいない気がしたんだよ。






まどろみの中で過去と繋がる。

「キミは何をおくってきたんだい?」

「誰ですか?」

「そっちこそ」

そうやって会話に耽ていた。

キミの世界には何がいるのかな?

キミは一体どんな生き物なのかな?

気になった。

それでも届かない。

We are unknown to each other

そうでしょ?

ただの夢物語でしょ?

我々は禁忌を犯した。






……空疎な空想で。






誇張してきた頭のポケット

詰まっていたのは誰が為のモノ?

どうしてそんなに昔なのか。


それが嘘めいていても

気になって頭から離れなくて考えて迷って

仕方がないな!


畢竟"欠陥バグ"なのかな

それとも……


また逢える期待を胸に現代イマを生きていけばいいよね?






※自分が送ったメッセージが『4900年1月31日(日)』に飛んでいってしまうという、LINEのバグが元ネタです。

ググってみると意外と体験した人が多くてびっくり。


これはその『4900年』側から見たポエムですね。

2019年に書いたので『2881からこんばんは』。

ちょっと分かりづらいんだよなぁ。

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