第3話 ボーイミーツガール ③

僕達二人は どちらともなく声を絞りだした。


「「 あっ あのう~ 」」

また黙ってしまう………

僕が話す前にユウキが話し始めた。

ユウキ

「 ジンは 僕のことは嫌いかい

僕は初めて ジンを見た時、感じたんだ

この人は 僕の『 旦那様 』になる人だって !

僕では駄目かなぁ ジン、僕は君が好きになったんだ ! 」


「 僕もユウキが好きだ !

初めて会った時、君に恋をした 」


僕とユウキが見つめ会い手を握ろうとした時


????

「「 ちょっと 待ったぁーー ! 」」


二人の女の子達が駆けつけてきた。


??

「 ちょっと ユウキ ! 抜け駆けしない約束を忘れたのか 」

ポニーテールの女の子が怒りながら言った。


??

「 そうよ そうよ 私だって婚約者なんだから一人だけズルいわ ! 」

ショートカットの女の子が 拗ねながら言った。


エッ エッ 一体どういう事なのかと ユウキを見た時、又 電話が鳴った。


祖母

『 そろそろ 他の二人の婚約者も来た頃だろう

良かったな 三人も一気に婚約者が出来て !

しかも三人共 美少女じゃ !

仁に あげた家は広いから四人で仲良く暮らすようにな 』


………とにかく外では不味いから家に入って貰った。

僕の事は知っているようなので 二人の自己紹介から始めた。


「 私の名前は『 北浦 瞳(きたうら ひとみ ) 貴殿方の婚約者だ

私のことは 瞳 と呼んでいい

よろしく 仁 ! 」

ポニーテールの女の子が 元気に言った。


「 私の名前は『 利根川 楓( とねがわ かえで ) ダーリン よろしくね !

私も 楓 と呼んでね 」

ショートカットの女の子が 可愛らしく言った。



こうして僕と彼女達の物語が始まった。



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