第4話説得

俺は華美の突然の告白を聞いて信じられないでいた。

「その話·····マジ??」

「·····信じてくれてないね?」

「·····ああ·····」

「そっか·····」

「俺が突然そんな事言われて信じると思うか?」

「うーん·····」

華美が頭を抱えている姿が想像できる。

「じゃあ·····私と会ってくれない?·····」

「·····良いが·····」

「やった!!じゃあ·····その時姉さんも!」

「訊きたいことがある。姉さんはお前のこと知ってんのか?」

「·····いや多分知らないと思う。」

「知らんのか·····じゃあ知らないままにしておいた方が·····いいと思うぜ?」

「うーん·····」

「姉さんがお前事知っても·····何もメリットはないんじゃねぇか?·····」

「·····」

しばらく沈黙·····まあ俺は何も間違ったことは言っていないとは思うけどな·····

「姉さんが大人になってからお前のことをかーちゃんが話すんじゃねぇか?」

「確かにね·····でもでも·····我慢できないの。」

「·····我慢することも大事だぜ?」

「うーん·····うーん·····」

相当頭を抱えているな·····

その後俺は華美を説得し続けた。

説得にどれだけ時間がかかったと思う??

2時間かかったんだぜ·····

全く大変だな〜俺も·····

「じゃあな·····」

「じゃあね!」

俺は時計を見た。

時刻は11時を超えていた。

「ゲっ!俺の勉強の時間がァ〜」

俺は落胆した。

俺は渋々布団に入る。

畜生~明日社会のテストってのに〜!

ああ·····神よあんたはなんて無慈悲な人なんだ!

全く今日は厄日だな·····

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