エルフともに
いずみ
第1話
小さい頃から魔法を学び、剣術を学んだ。それを使って一人で冒険していた。その中であった人の中にひとつの街の王様と息子と出会って命懸けで守ったことから賢者の名をもらった。それといろんな権利をもらった。それからは戦闘をする時には手伝いに行っている。魔法に関してこの世界で僕に勝てるものは居ない。治癒魔法を使う二人以外は互角レベルに勝てない。手伝いのあとの帰り道でエルフと出会った。
「どうしてこんな所にいる?」
「あおぎあいあい」
エルフ語か、少し学んでいるからな。解読してみた。訳すと、わ、かんない。エルフ語で話して見た。
「親は?」
「来て」
ついて行くことにした。そこには死体かしたものがあった。
「これ以上はダメ」
「少し待て」
敵が居ないか気配探知を広げてみたが特に誰もいなかった。殺されてから数日経っているな。これからどうするかな。
「どうしたい?」
「この森から出るなと言われてる」
「親は亡くなっている。どうしたい?」
「好きにしていいの?」
「ああ」
「でも。私エルフだよ」
「いいさ」
「でも」
「来たいなら一緒においで」
「うん」
お母さんとお父さんのお墓を作ってあげた。花を添えた。肩に乗せた。知り合いの王様の国ではない。なぜならそこにいると女どもやその王様にお受け回されるから昔の知り合いの家に転がり込んでいる。大半その町にいることが多いから。昔は家を買うか迷ったけどやめた。居ないことがあるからその間の家を誰が見るか分からないからないから。
少し歩くと街が見えてきた。予想通り入口の門番に止められた。
「そのエルフどうした?」
「親が殺されていたところを拾った」
「それでその子はどうする?」
「責任は全て僕が持つ」
「そうか、なら安心だ」
「通してもらっていいか?」
「どうぞ」
通してくれた。自分が住んでいるところに戻った。驚かれた。
「その子どうした?」
「拾った」
「綺麗にしてあげなさい」
「それを頼む。俺は服を買ってくる」
「わかったわ」
洗わせて服を買いに出かけた。市場に行くと沢山ある。女性用の服を探した。下着類もかった。変な目で見られた。別に昔からそんな目で見られがちだから気にしていない。
それを持って家に帰った。裏に周り、服を渡した。
「済まない」
「いいよ。女性だね」
「そうだと思って女性用かって来たよ」
「さすがね」
「そんなことないよ。一旦任せた。店は任せろ」
「任せたよ」
店に入って食事を運ぶのを手伝った。風魔法を使って配った。すごく便利。
「魔法使えるやつは違うな」
「違わないぞ。修行すれば使えるぞ」
「そうか」
エルフが足に抱きついた。
「どうした?」
「私、ココナっていうの」
「そうか。名前教えてなかったな。レイ=スーリナ=エクジョエリだよ。レイと呼んでくればいい」
「うん。レイ」
「ココナ」
「その子どうする?」
「育てるつもりだぞ」
「一週間後の仕事どうする?」
「ドタキャンしようと思ってる」
「そんなことしていいのか?」
「多分、大丈夫」
「良くないだろ」
「それもそっか」
長くなった髪をナイフを出して短く切ってあげた。前髪が長くなって目が見えてなかった。見えるようにしてあげた。
「ありがと」
「気にしなくていいよ」
「ただいま」
「おかえり」
「レイお兄様。その子どうしたの?」
「拾った」
「そんなことしていいの?」
「大丈夫だよ」
床に崩れた。
「どうしたの?」
「私、ズウ。どうしてこうなるの?」
「何があった?」
「私の」
僕があげたリボンをしてなかった。
「リボンを先生が破た」
「そうか。先生が破門するって」
「神官を持つものは面倒臭いだよ。イリナ」
「何?」
「情報見せてくれるか?」
「私じゃあ神官を持つ人の情報は見られないよ」
「俺の権利を使え」
「そっか」
「お兄様、何者?」
「知らない方がいいよ」
情報にアクセスすると前にも同じような事件を十件以上も起こしていた。これはめんどくさいなと思いながらいた。
「明日は休め。その代わりにココナの面倒頼んでもいいか?」
「うん」
「潰すの?」
「それの娘みたいなものに手を出したんだ許すわけないだろ。神官だろが関係ない。神聖教会経由で請求してやるよ」
笑いながら言った。
「とんでもないね」
「そのくらいのことをしてくれたんだ。神官を持つ責任を教えてやるよ」
「そっか」
一緒に寝てあげた。少し心配そうにしていた。別に何もする気はない。次の日久しぶりに戦闘服いがいで綺麗な服を着た。
「行ってくる」
「行ってらっしゃい」
「ああ。ココナを頼んだ」
「ええ」
学校に向かった。普通に入った。首から星型の証明書をさげた。理事長室に行った。入り椅子に案内されて座った。
「今日はどうして?」
「これを見ても分かりませんか?」
首から下げているものを見せた。
「神神権ですよね」
「はい」
「どうしてこれを下げてきたか分かりませんか」
「いえ。分かりません」
「仕方ない。スズナ=コナーサといえば分かりますか?」
「はい。確か昨日破門にした子です」
「どうして破門にしたかは?」
「先生が逆らったからしたと言っていました」
「ふざけないでもらい。逆らったから?その原因を作っておいて」
「それでもあなたとは関係ないはず」
「本気で言っているんですか?」
「はい」
「その子の母親であるイリナは俺の親戚ですよ」
「嘘」
「嘘じゃないですよ。それでわざわざ足を運んであげたのだから」
「それで」
「スズナと担任、酷いですね。十件以上問題を起こして飛ばされてきたのだから。首にならない理由が子爵家の娘だからね」
「どうしてそれを」
「こちらには情報屋とそれなりのアクセス権があるんですよ」
「そうですか。それで」
「今回のことに対して僕は神聖神殿経由であなた達に請求します。その意味がわかりますね。変えるつもりはない。あなた方がどうなろうとしたことではない。それだけの事をしてくれたんだ。本当なら学園ごと吹き飛ばそうとも考えた魔人族と同じようにでもそれだとスズナちゃんが可哀想だから今回はこの判断にさせてもらった。何をしたのか、神官権を持つ意味を考えてください。では帰ります」
「神聖神殿経由はやめてください」
「帰るつもりはない」
手を払って理事長室を出た。生徒がいた。
「あの人誰だろ?」「関係者かな」「わかんない」
色々聞こえてきた。まぁ気にする気は無いけど。それから神聖神殿によって資料関係と今回の件の請求をした。家に帰りながら、昔のことを思い出していた。僕は昔、姉を魔人族に殺された。言っておく、俺はシスコンでは無い。それにイラついた僕は怒りのままに魔人族の街ごと殲滅魔法で消し飛ばした。今でもそこには丸い穴が空いている。今はそんなことしていない。剣を使って戦っている。俺は姉を失って初めて自分は無力だと知った。今のままでは何も守れない。俺は何をしているのか分からなくていた。あ、それ以来修行に打ち込んでいた。倒れる限界までそんな時に昔同じパーティーにいたイリナが生きる理由をくれた。それからは傷つくもの傷つけるものを見たくなくなった。それもイリナはパーティーは今の旦那と結婚して抜けた。旦那は昔のパーティーと並ぶくらいの実力者だった。イリナは剣士として戦っていた。それはかっこよくて告ったらしい。昔のパーティーで集まることはなくない。でも王様と俺と並ぶくらいの治癒師は集まることはある。
同じようなものを買って帰った。
「おかえりなさい」
「今帰った」
「終わったのね」
「ああ」
「ありがと」
「いいさ。それにしても殺戮剣士の娘に手を出すとは勇気あるよな」
包丁を投げられた。瞬時に結界を展開した。
「チィ」
「昔からそれ言うとナイフ類投げるの変わってないな」
「そんなに変われるわけない」
「そうだね。着替えてくる」
「そうだ。これ」
例の王様からの手紙だった。中紙を見んながら上に上がった。そこには驚きのことが書いてあった。
〈レイへ。
今回私にところの魔法学校があるのは知ってるよね。それの教師が生徒に暴力を振るったから首にしたんだけど、いい魔導師が見つからないからやってくれない。これは命令ね。こっちに家は用意するから。頼んだよ〉
マジでふざけんなよ。でも仕方ない。イリナに相談してみるか。着替えて降りた。
「イリナ」
「急に何よ」
「これ」
「私が見えてもいいの?」
「ああ」
見た瞬間に、
「はぁ。相変わらず上から目線ね。一回殴りたいわ」
「やります?」
「できるものならね」
「できないこともないです」
「もしかして現役時代に使ってた空間魔法の応用のジャクエリア?」
「正解」
「でもこの距離は?」
「数分なら行ける」
「そう。やりましょう」
「何飛ばしていい?」
「ならこれにしましょう」
持ってきたのは枯れた花だった。
「いいね」
「【ジャクエリア】」
この魔法はものと物を数秒入れ替える魔法である。オリジナル魔法である。
「ここどこだ」
「ふざけんな」
グーパンパンが上手く決まった。
「イリナ?」
「久しぶりね。店に来ると言っておいて来ないとはね」
「済まない。これはジャクエリアを使っただろ」
「それ以外にあるかな」
「ない。それにこれを使えるのは世界で一人だけ。あ、その件頼んだぞ」
戻した。
「助かったわ」
「いや、疲れたわ」
「久しぶりだもね」
「ああ」
「レイお兄様」
「いいところに来た」
髪のリボンを解いた。代わりに新しいリボンに変えてあげた。
「ありがとう。大切にするね」
「ああ」
「悪いね。これ頼む」
「【イール】」
風魔法で軽いものを移動させるときに使う魔法。
「お待たせ」
「え」
軽く話してその日は寝た。次の日、必要最低限の荷物を詰めた。それをカバンに入れた。
「どこか行くの?」
「ここから東にいたところにあるヒガシヤマという街に行かないと行けなくなってな」
「私は?」
「好きにしていいぞ。こっちに残ってもあっちについてきても」
「なら私はレイと行きたい」
「ああ。荷物まとめろ」
「はい」
手伝ってあげた。イリナが来た。
「あら。ココナついて行くの?」
「はい。お世話になりました」
「数日だけど楽しかったわ」
「はい」
「そうだ。アカネさんによろしく伝えて」
「ああ」
そこ行きの馬車に乗った。少し高め。理由は護衛がついてるから。それに二人で乗った。
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