夢の中で
「ハロー、タカ君!」
タカ『ん?おお、イアラか』
イアラ「イエース、ザッツライ!」
タカ『どーした』
イアラ「いやー昨日地球のえーっと、何だっけ?」
タカ『いや、知らんが』
イアラ「そう!アマリカ!」
タカ『アメリカだと思う』
イアラ「じゃあそれで」
イアラ「で、そこのエイガ?とやらを観たんだよ」
タカ『それでそんなテンションなのか』
イアラ「イエーッス!」
タカ『そういや夢の中では俺石なんだな』
イアラ「そうだよ〜」
イアラ「っていうか寝てる時も石だよ〜」
タカ『そーなん』
イアラ「その体はめちゃ便利に作ってあるからねー」
タカ『例えば?』
イアラ「まず擬態機能でしょ?」
タカ『それは見つけたな』
イアラ「それに分裂機能でしょ?」
タカ『ちょっと待て初耳』
イアラ「まあ、自分で見つけてね」
タカ『チクショウ』
イアラ「他にも色々あるけど覚えてるのはこれ位かな」
タカ『んー。で?なんか用事があってきたんじゃないのか?』
イアラ「そうそう!君達に一つ助言があってね」
タカ『はあ』
イアラ「君達が倒したあのゴブリンのことなんだけど」
タカ『あいつか?俺達のゴブリンのイメージそのまんまだったんだけど』
イアラ「君達のゴブリン像が何なのかは知らないけど、基本ゴブリンやオークみたいな人型の生物には知性を与えてるから、いきなり襲ってくることはない」
タカ『こっち見つけたら速攻で襲ってきたんですが』
イアラ「そう、そこが異常なんだ」
タカ『……思ったより敵は近くに居そうだな』
イアラ「……そうだね」
イアラ「まあ、何とかなるさ!イットウィルビーオールライッ!」
タカ『何とかするの俺らなんだけどなぁ』
イアラ「アハハ」
タカ『……そーいやさ』
イアラ「なんだい?」
タカ『カズの事なんだが、あいつに贈り物ってちゃんと与えたのか?』
イアラ「えっ?ちゃんと贈ったけど……」
タカ『なんかあいつ何も感じれてないっぽいんだが』
イアラ「……ああ、なんだそういう事か」
タカ『?』
イアラ「いずれ分かるよ」
タカ『今教えて欲しいんだが』
イアラ「おっと、そろそろ朝だ。長い事話してしまったし、また次の機会に……ね?」
タカ『お、おう』
イアラ「じゃ、またねー」
タカ『あ、ああ。またな』
次回 探検と洒落込みましょう
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