醜くなんかない
ちょっと強引かも
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「み、見つけた、って偽名!!」
レオがそう叫んだことにより、リサはレオの存在に気づき後ろに振り返った、そのリサの姿は死んだ目をした美女だった、だがすごく汚れていた、ここ貧民街の人でさえ汚れていたが、この女性はそれ以上に汚れているだろうか、紙は泥だろうか、それにより色は見えず肌も泥で見えずほとんど黒く、そして服なんてところどころ空いているところがある
そしてレオに気づいたそのリサと言う女性は少し警戒しながらもレオに
「あ、あなたは、誰です!!」
とレオに言いながら一歩二歩と後退していった
「えーと警戒してるのは分かります、ですがまずは話をしませんか?」
レオがそう言うと同時に、両の腕で自身を抱きながら
「なん、ですか、また、私を、私!!」
そう言った、物凄く警戒されている、そして先ほどまでの死んだ目から少しだけ目の光がさらに消えたかのようになり、怒っているような雰囲気すらある
どう言うことだ?なぜここまで警戒するんだ?
よく見たら傷や痣がたくさんあるぞ何か棒で殴られたか切られた?
でもあの様子じゃあ一方的といえるような傷跡だな、それも複数人でいくら貧民街でもそこまでするのか?
ありえないだろ力も何もない人にそんなことするなんて
「お、落ち着いてください、俺は貴方に危害を加える気はありません」
「みんな、最初はそう言っていた、でも最後はみんな私を裏切った」
「俺は、俺はそんなことしませんから信じなくても言いだからこれだけでも聞いてほしい
貴方とお話がしたくて、つい先ほど、聞いた話で商業の才能があると喋っていた人が此処にいるって聞いて、それで来ました俺は貴方に何があったかはしりませんそれに貴方が今何に怒って何が悲しんで苦しんでいるのかは俺には到底理解できないのかもしれません、だけどこれだけは言わせてほしい、俺は君の事を傷つけたりはしないだって俺は君と話がしたくて来たんだから」
「そんな、こと言われても、信用が、できない」
「じゃあどうしたら信用してくれるの?」
「そんなのできっこない、だって私は醜いんだから、貴方みたいに貴族に生まれ容姿に恵まれた人なんかに、何がわかるの!!
毎日何を言っても信じてもらえず、夜には殴られ蹴られ、そして犯されそんな毎日を暮らしながらも、頑張って生きてきた、でも用済みとばかりに、汚く醜くなった私を簡単に捨てられ、それでも生きてきた、でもやっぱり誰も私の言う事なんて信じてくれない、まるで誰かがそうさせたように
でも、でももう限界なの!!
貴方だって私を汚くて醜いひどい生き物いいえ、生き物とすら思っていないんでしょ」
「ひどい、ひどすぎる」
「ほらやっぱり貴方だって私の事酷い、醜いって思っているんだ」
「そんなことない!!君は奇麗だよ」
「そんなことない!!奇麗なら、私が奇麗って言うなら私の事を抱きしめてよ!!それで私の事を認めてよ、信じてよ」
リサがそんなことを言ったときレオは駆け出しリサを抱きしめていた
「大丈夫大丈夫だからたとえ誰も君を信じなくても、俺だけは信じるからさだから自分を卑下にしてはだめだよ、君は奇麗なんだからさ」
そうリサの耳元でささやきながら子供をあやす様に頭を丁寧に撫でていった、その効果が出たのかリサは段々と落ち着いてきたのか、レオの警戒を解いて今までの閉じ込めていた感情を解き放ったかの様に泣き、そしてレオと言う温もりを感じながら眠りについた、レオもリサが眠りについたことを確認はしたが、リサが起きるまでそのまま抱きしめながら頭をなでたのだった
ややあって
「恥ずかしいところを見せたわね」
「いえ、そんなことないですよ、それにこんな奇麗な人に抱き着かれるのは役得的な?」
そう言うとリサはレオに一度ポフンと効果音が出そうなかわいい一撃をレオに与えてから「ばか」と言って顔を見られないようにレオに抱き着いた
そしてしばらくしてからリサはレオから少しだけ離れて上目遣いで
「せ、責任とってよね」と言ったのだ
「責任?いいけどその前にほら君と話がしたいって言ったでしょ、ちょっといいかな」
「え、えーいいけどどうしたの?だ、旦那様」
「旦那様ってどう言うこと」
「べ、別にいいじゃない私たちこれからパートナーなんだし」
あーそう言う事か、リサはこれから俺と商業するからそれでか
てっきり、日本ではその呼び方が夫婦の呼び方だからおかしいと思ったけど、この世界では仲間とか相棒を旦那様って言うのか、でもそれならおかしいか、じゃあ俺がリーダーでいいって事か?
まあそう言う事ならいいか、それに異世界系で貴族の当主の事を使用人が旦那様と言っているしな、なんでかはよく分からないけど
「そ、そうだな俺たちってパートナーだもんな、じゃあ俺のほうはなんて読んだらいい?」
「そうですねではリサと呼んでください」
「わかった、リサ
それでねリサ話って言うのは、ここの人がリサが商業できる才能があるって叫んでたから来たんだ、リサと一緒に商業やらないか?
もちろん最初は俺がお金を提供するからさ」
「いいんですか!!
あ!そうです、だめ旦那様私足がですね余り遠保などに向いてなくて」
「そう言えば足けがしてたんだっけ?」
「はい、そうなんです
この怪我司祭様くらいの人じゃないと治せないって言われてでもそんなお金私にもないし
ほら今の私泥だらけでどの道汚いです」
「そうか、足と体を奇麗にすればいいんだな、よし分かった俺が何とかする」
「何とかって旦那様そんなこと無理ですよ、司祭様に治して頂けるほどお金持ってないです」
「何言っているんだ?俺がリサを治すんだよ、わざわざ俺が治せるんだからリサをほかの人に見せなくてもいいだろ、と言うか見せたくないかな」
うん、わざわざお金そこにかけなくてもいや、俺なら無料でできるがエリーに頼めば、でもわざわざエリーに頼まなくてもいけるしな
「はうーそ、そうですか旦那様はもうそんなに私の事を、分かりましたではお願いします」
「?あー分かったじゃあやるぞ
光の精霊よかの者を癒して」
レオの詠唱?お願いを聞き入れレオの周りが光輝き光の精霊による回復がリサに施された、それにより、リサのあの痛々しい傷がみるみるうちに塞がっていき傷が無くなっていった
「う、うそホントに治った、旦那様って一体何者なのですか?」
「うーん秘密かな、じゃあ次は奇麗にするね
水の精霊よかの者を奇麗にして」
そう言うと今度はレオの目の前に水の球体が現れリサを覆いその水がどんどんまるでリサについていた泥などの汚れがその水に移ったかの様にその球体は汚れていき、その汚れが完全に泥と同じ茶色に変化したときに最初から無かったかのように無くなった
最後に残ったのは奇麗になった服がところどころ透けていて濡れている美女がレオの目の前にいた
「ふにゃ、どう言うこといきなり目の前に水が出てきて、ってにおいがしない」
「どう今奇麗にしたけど、洗い足りないところとかない?」
「そうですね、大丈夫です」
「よかった、でも目に毒だなその恰好風邪をひかないように
風の精霊よかの者を癒しの風をお願い」
そう言うとレオとリサの周辺だけ風が舞いそこだけが別空間かの様に風が吹いた
よしこれで傷も汚れも洗い落とせたかな、って言うか想像よりもずっと美人なんだけど、やばい緊張してきた
レオがそんなことを思っているので無意識でリサから視線を外した時にリサはレオの服の裾を掴みレオの目に位置を合わせながら上目遣いで
「どうしたんですか、やっぱり私は醜いですか?
ご、ごめんなさいやっぱり私なんて」
そうリサが言ったのでレオはとっさに
「そ、そんなことないよ!!」
と叫んでいた、そして
「想像以上に奇麗でかわいいから思わず目をそらしちゃったそれに、その服が破けているから恥ずかしいなって」
「な、なんだそんなことか旦那様なら別に見てもいいですよ?」
「だ、だめだよもっと自分を大事にしないと、こう言うのはもっとね」
「は、い分かりました旦那しゃま」
なぜ顔が赤くなる風邪か風邪なのかでも精霊魔法使ってすぐに乾かしたんだけどな、あからん
まあいいか、風邪ではないんだよな
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nameレオ 年齢10
職業 精霊王 性別 男
Lv/182
HP/ 11600
MP/ 測定不能
STR/ 3500
VIT/ 400 (固定)
DEF/ 400 (固定)
AGI/ 3800
【スキル】
全耐性MAX/剣豪Lv1/拳豪Lv1/算術LvMAX/礼儀Lv1
【tスキル】
限界突破/魅力Lv1/カリスマLv2/
【固有スキル】
超回復/多重思考/思考速度上昇/精霊召喚/合成/
【神スキル】
神速/
【神話スキル】
真・神眼/精霊魔法・極/
称号
異世界から来た神の使徒
女神アイリスの寵愛
女神の過保護を受けすぎた者
全ての精霊に愛された物
魔法使いの亜神
【 の思いの記憶】
逸脱者
英雄(魔)
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レオこれで6人目そろそろヤバイ、バレたらやばいです
無意識とはいえ口説いてる
あと僕にはシリアスかけないんでマジでごめんなさい、
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