第24話 22話の作品をどれだけ愛しているか?
22話ではかなり反響をいただきました。色々なご意見ありがとうございます。
誤解を解いておきたいのですが、私は作者さんの相当な理解者です。
ディスっておきながら何言っているんだ? 頭狂っているやがる!
そう思うことでしょう。でも事実だもん!
(これから言うことは、コメントで勇気がでたので言えるようになりました)
この作品を読んでいる人は、恋愛物でなくコメディだと思っていますよね?
読んでいない人からすると「読解力が低い」のかと疑うかも知れません。
なにせ作者さんは「ラブコメしている」と確信して書いているからです!
おお、読んでいる人からツッコミが聞こえそう。でも驚くのはここからですよ。
作者さんはラブコメしていると思っているけど、読者はコメディだと感じている。
なぜこのような齟齬がおきるのか…… 作者さんの理解者である私が謎を解いてみせましょう。
この作品の第14話でヒロインはこう言いましたね?
「あんたを通しておじさまのプライベートを知りたいの! お願い!」
これはですね、実は「ツンデレ」なのですよ。ヒロインは恥ずかしがって、こんなことを言ってしまったのですよね。
えっ? 読んでいる人からそんな声がしそうですね。だけど、アナタの読解力が低いせいではないっす。
作者さんのミスですし、作者さんが気づいていない読者との溝なのですよ。
読んでいない人にちょっと伝えないとイケナイのですけど、私はアンポンタンです。
今はこの作品にアクセスすらおこなっていないので、誤字脱字など細かい記憶ちがいがあるでしょうが、大筋はコレというのを書いていきます。
ヒロインは第1話(たぶん)から、主人公の父親と結婚したいと言っています。そうだったはず。
それからも度々、同じことを言っていますし(きっとそうだった)、主人公の父親にぞっこんラブ♡なのを読者に印象つけています(これは確実)。
作者さんのミスはここです。
読者にいや~ん♡というほど、ヒロインが好きなのは主人公の父親と刷り込ませたこと。
そして、ヒロインが心変わりしていると、読者に伝えていないので、認識の溝が生まれてしまったことです。
さてヒロインの第14話のセリフを振りかえってみましょう。
「あんたを通しておじさまのプライベートを知りたいの! お願い!」
私はこれを「ツンデレ」だと言いました。ヒロインは主人公に好意をもったのですが、恥ずかしくって素直になれなかったのですよ。
だけど読んでいる人はそう感じなかった。なぜでしょうか?
それはヒロインが好きなのは主人公の父親だと刷り込まれていたので、恥ずかしいさは父親に対してだと認識したからです!
これは冷静になってみれば当たり前なのですよね。
このエッセイでも言いましたけど、作者さんはヒロインが何を思っているのかまったく書いていないのですから。
書いていないから、それまで与えられた情報――ヒロインが好きなのは主人公の父親が、くつがえされたのに気づくのは無理ですよ。
だからこうした認識の溝が生まれたのは、読解力の差ではなく、作者さんのミスなのです。残念です。
この作品はずっとラブコメしていたのですよね。
ヒロインは主人公に心変わりしていたのですよ。だけど読んでいる人は気づかないでいる。それは作者さんがヒロインの心理描写を怠ったからです。
では思ったでしょう。そこまで理解していたくせに、何でディスるんだよ!とね。
だって、書かれていないから、わかんないもん。これが正しい解釈なのか、作者さんからの回答(ヒロインの心理描写)がないから、わかんないもん。
ずっとずっと待っていてさ、ずっと我慢してさ、ヒロインが主人公のことしゅき♡って「確実な描写」を期待していたのに、いつになっても書いてくれないんだもん!
なんだよ、どこが恋愛物だよ。ミステリーじゃん、こんなの。謎を解くのは読者だ!じゃないもん!
とまあ、そんな感じですわ。
これでわかったでしょう。ディスっているけど、この作品が人気ないのは悲しいという、相まみれない感情が成立していたって。
この作品を読んでいる人は、この作品を見捨てないでください。もっと愛してやってください。
作者さんのミスを許してあげてください。
私のように手遅れにならないよう、こうして内情を書いてみました。
きっとここで書いたのが正解だと思いますよ。
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