第2話 もしもオレが美少女主人公だったら

 どこかに、いい男(事故物件でも可)が落ちてないかしら? さて、友だちの待ち合わせ場所に行かなきゃいけない。

 ドンッ!

 いったーい! 肩が脱臼しているんだけど!?

 あれ? イケおじ?

 キュン。って、急がなきゃ!

 ガシッ!

 いてぇ! 脱臼した肩を掴むんじゃねえ!?

「ここで会ったが、100年目」

 !?

 なんだよ! このイケおじ!?

 会ったことねーよ!?

「あの~? どこかでお会いしましたっけ?」

「うむ、前世からの運命を感じる」

 あ、なるほど。これは、事故物件ですよね。

 逃げよう。

 ガシッ! ボキイ!

「ぎゃああああああ!?」

「もう、逃げることはできないぞ?」

 ですよね~! って、肩が複雑骨折して痛い。

「フッ、これから、よろしく」


 ( ゚Д゚)……。

 ((( ;゚Д゚)))


続く

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