第12話

 さて、カレーは度重なる反乱の責任を問われていた。


 特に、自由軍団を使いすぎたことでカロによるクーデタを引き起こしたという点は、厳しく追及された。


 カレーは国防相を辞任させられた。

 ワイワイ共和国内の田舎に左遷され、隠居生活を強いられることとなった。


 それと同時に、自由軍団も解散の憂き目に遭った。

 ケーキやムネミツは行き場を失い、どこぞへ潜伏する羽目になった。


 こうして、ワイワイ共和国は、革命推進派と反革命派の双方からの攻撃を何とか乗り越え、ついでに政府の構成員が一新された。




 この後ワイワイ共和国は、ひとまずの平穏を手に入れた。

 騒ぎが一旦なくなったので、人々はほっと息をついたのであった。


 ──ワイワイ共和国には、この後も過酷な試練が待ち受けていることだろう。


 しかし今、人々は、束の間の安寧を満喫していた。


 やはり平和が一番だ。平穏な毎日を送れることが一番だ。


 ワイワイ共和国よ、永遠なれ──。





 ◆◆◆

 

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